「毎日歯磨きをしているのに、歯の汚れが気になる」
「ホーチミンで歯のクリーニングを受けたいけれど、PMTCと普通の歯石取りは何が違うの?」
「PMTCを受ければ虫歯や歯周病を予防できる?」
このような疑問を持つ方に知っていただきたいのが、歯科医院で行う専門的な歯面清掃「PMTC」です。
PMTCは、歯科医師や歯科衛生士などの専門職が、専用の器具を用いて歯の表面や歯と歯の間のプラーク(歯垢)を機械的に除去する処置です。
ただし、PMTCは単に歯をツルツルに磨くことではありません。また、PMTCだけで虫歯や歯周病を完全に予防できるわけでもありません。
この記事では、ホーチミンのありが歯科が、PMTCの目的、効果、歯石取りとの違い、施術の流れ、注意点について、科学的根拠を踏まえて解説します。

【結論】PMTCとは、歯科医院で行う専門的な歯面清掃のこと
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、専門職が機械的な方法で歯面のプラークやバイオフィルムを除去する処置です。
歯ブラシだけでは清掃が難しい歯と歯の間、奥歯の周囲、歯並びが複雑な部分などを、専用器具を使って清掃します。
PMTCを受ける目的は、歯を一時的にきれいにすることだけではありません。
- 歯面に付着したプラークを除去する
- 歯磨きで清掃しにくい部分を清掃する
- 必要に応じて表面の着色を除去する
- セルフケアの問題点を確認する
- 虫歯や歯周病のリスク管理を支援する
ただし、PMTCは虫歯や歯周病を治す万能な処置ではなく、日常の歯磨きやフッ化物の使用、定期的な歯科診察と組み合わせることが大切です。
ホーチミンで歯のクリーニングを希望する場合も、PMTCだけで十分なのか、歯石除去や歯周病治療が必要なのかを確認することが重要です。
ホーチミンのありが歯科ではPMTCも含めて歯のクリーニング歯石除去を150万ドンで行っております。
1.PMTCとは何の略?一般的なクリーニングとの違い
PMTCは次の英語の頭文字を取った言葉です。
Professional Mechanical Tooth Cleaning
- Professional:専門職による
- Mechanical:機械的な方法で行う
- Tooth Cleaning:歯の清掃
日本では、歯科医院で行う専門的な歯面清掃を表す言葉として広く使用されています。
ただし、PMTCの定義や処置範囲は、文献や歯科医院によって必ずしも同じではありません。
もともとのPMTCの考え方では、歯面のプラークを機械的に除去することを重視しています。
一方、現在の歯周病学では、より広い概念として**PMPR(Professional Mechanical Plaque Removal:専門的機械的プラーク除去)**という用語も使われています。
PMPRには、歯肉縁上のプラークや歯石の除去などが含まれる場合があります。
そのため、患者さんが「PMTCを受けたい」と考えたときには、実際にどのような清掃を行うのかを確認する必要があります。
PMTC・歯石取り・SRPの違い
| 処置 | 主な目的 | 主な対象 |
|---|---|---|
| PMTC | 専門的なプラーク・バイオフィルム除去 | 主に歯面や歯間部 |
| スケーリング | 歯石やプラークの除去 | 歯肉縁上・必要に応じて縁下 |
| SRP | 歯周病治療のための歯肉縁下の清掃・根面処置 | 歯周ポケット内の歯根面 |
| 歯面研磨 | 歯面の清掃・研磨 | 歯の表面 |
| ホワイトニング | 歯そのものの色調改善 | 天然歯の硬組織 |
※処置の範囲には重複があります。表は目的を理解しやすくするための整理です。
例えば、歯石が大量に付着している場合、PMTCで使用するラバーカップやブラシだけでは十分に除去できません。
その場合にはスケーリングが必要です。
また、深い歯周ポケットに歯周病の原因となる細菌性バイオフィルムや歯石が存在する場合、通常の歯面清掃だけでは対応できません。
PMTCと歯石取りは、どちらか一方が優れているという関係ではなく、目的によって使い分ける処置です。
2.PMTCでは何を除去するのか?バイオフィルムとの関係
PMTCを理解するうえで重要なのが、プラークとバイオフィルムです。
プラークは単なる食べかすではない
歯の表面に付着するプラークは、細菌を主体とする複雑な微生物の集合体です。
細菌は歯面に付着し、周囲に細胞外マトリックスを形成しながら、バイオフィルムという構造を作ります。
このバイオフィルムは、単に細菌が浮遊している状態とは異なります。
内部ではさまざまな細菌が相互作用し、環境に応じて構成や代謝活動が変化します。
なぜ歯磨きだけでは汚れが残るのか
歯ブラシは非常に重要な清掃器具ですが、歯と歯の接触部分や複雑な歯列の隙間などには毛先が届きにくいことがあります。
特に次の部分では、プラークが残りやすくなります。
- 奥歯の歯と歯の間
- 歯並びが重なっている部分
- 詰め物や被せ物の周囲
- 矯正装置の周囲
- 歯肉退縮によって露出した歯根面
PMTCでは、こうした部位を専門職が確認し、適切な器具を選択して清掃します。
PMTCでバイオフィルムは完全になくなる?
PMTCによって、清掃した部位のバイオフィルムを機械的に除去することができます。
しかし、口腔内の細菌を完全に取り除くことはできません。
歯の表面には再び唾液由来の被膜が形成され、細菌の付着も始まります。
したがって、PMTCを受けたからといって、その後の歯磨きが不要になるわけではありません。
PMTCはバイオフィルムを一時的に減らす処置であり、その状態を維持するためには毎日のセルフケアが必要です。
3.PMTCにはどんな効果がある?期待できることと限界
PMTCを受けるメリットとして、主に次のようなことが考えられます。
① 歯ブラシが届きにくい部分を清掃できる
PMTCでは、専門職が歯の状態を確認しながら清掃を行います。
歯と歯の間や奥歯の周囲など、普段の歯磨きでは清掃が難しい部分にも対応できます。
ただし、すべての部位を完全に清掃できると保証するものではありません。
② 歯の表面が滑らかに感じられることがある
プラークや表面の汚れを除去すると、舌で触れたときに歯が滑らかになったと感じる場合があります。
ただし、歯面の滑らかさと虫歯予防効果は、同じ指標ではありません。
③ 一部の着色を除去できる
コーヒー、紅茶、喫煙などによる歯の表面の着色は、清掃や研磨によって除去できる場合があります。
ただし、PMTCはホワイトニングではありません。
歯の内部の色調を変化させることは目的としていません。
④ 歯磨きの問題点がわかる
専門職による清掃では、プラークが残りやすい場所を確認できます。
患者さん自身が磨けていない部分を把握し、歯ブラシやフロス、歯間ブラシの使い方を見直す機会になります。
実際には、このようなセルフケアの改善が長期的な口腔健康の維持に重要です。
⑤ 歯周病治療後の管理に役立つ
歯周病治療後は、病状の再発や進行を防ぐための継続的な管理が必要です。
欧州歯周病学会(EFP)のガイドラインでは、歯周病治療後の支持療法の一部として、専門的機械的プラーク除去(PMPR)が推奨されています。
ただし、歯周病治療後の管理はPMTCだけで完結するものではありません。
歯周ポケットの評価、出血の確認、必要に応じた歯肉縁下の処置、セルフケア指導などを含めて行います。
4.PMTCを受ければ虫歯や歯周病を予防できる?
ここは患者さんに正しく理解していただきたい部分です。
PMTCはプラーク除去に役立ちますが、PMTC単独で虫歯や歯周病を確実に予防できるというわけではありません。
虫歯予防に対する考え方
虫歯は、歯面のバイオフィルム、糖質の摂取、時間、歯の状態、唾液など、複数の要因が関係して発生します。
そのため、虫歯予防では次の対策が重要です。
- フッ化物配合歯磨剤の使用
- 適切な歯磨きと歯間清掃
- 糖分摂取の頻度の管理
- 虫歯リスクに応じた歯科管理
- 必要に応じた専門的な清掃
PMTCだけを受けていても、糖分の多い飲食を頻繁に行い、日常のプラークコントロールが不十分であれば、虫歯が発生する可能性はあります。
歯周病予防に対する考え方
歯周病の予防や管理では、プラークコントロールが重要です。
ただし、健康な成人に対する定期的な歯石除去・研磨については、必ずしも頻繁に受ければ大きな予防効果が得られるとは限りません。
2018年のCochraneレビューでは、重度の歯周病がなく、定期的に歯科受診している成人において、6か月または12か月ごとの定期的なスケーリング・研磨は、予定された処置を行わない場合と比べて、歯肉炎や歯周ポケットの指標に大きな差を示しませんでした。
一方、歯周病治療後の患者さんでは、継続的な専門管理が重要です。
この違いからも、PMTCを全員に同じ頻度で行うのではなく、口腔内の状態やリスクに応じて必要性を判断することが大切だと考えられます。
ありが歯科での歯石取りや歯のクリーニング、ホーチミンのありが歯科では3か月一回の定期検診をお勧めしております。
5.PMTCの施術の流れ|歯科医院では何をする?
PMTCの内容は歯科医院によって異なりますが、一般的には次のような流れで行います。
STEP 1.口腔内の状態を確認する
まず、歯や歯茎の状態を確認します。
虫歯、歯肉の炎症、歯石の付着、修復物の状態などを確認し、必要な処置を判断します。
歯周病が疑われる場合には、歯周ポケットの検査などが必要になることがあります。
STEP 2.プラークの付着部位を確認する
必要に応じてプラーク染色剤などを使用し、汚れが残っている場所を確認します。
患者さん自身が磨き残しを把握することも、予防管理の一部です。
STEP 3.必要に応じて歯石を除去する
歯石が付着している場合には、超音波スケーラーや手用器具などを用いて除去します。
なお、スケーリングはPMTCと区別して扱われる場合があります。
歯石がある場合、PMTCだけで十分とは限りません。
STEP 4.専用器具で歯面を清掃する
ラバーカップ、ブラシ、専用チップなどを用いて歯面を清掃します。
使用する器具は歯の形態や清掃部位に応じて選択します。
歯と歯の間には、フロスやその他の適切な清掃器具を使用する場合もあります。
STEP 5.必要に応じて歯面を研磨する
表面の着色や粗さなど、臨床的に必要な部分に研磨を行います。
ただし、すべての歯面に一律の研磨を行う必要があるわけではありません。
歯根面が露出している場合や知覚過敏がある場合には、研磨剤や器具の選択に注意が必要です。
STEP 6.セルフケアについて説明する
最後に、プラークが残りやすかった部分や、自宅での清掃方法について説明します。
必要に応じて、歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ、フッ化物配合歯磨剤などの使い方を確認します。
ホーチミンで歯のクリーニングだけ受けられる?費用・頻度・内容を歯科医師が解説
6.PMTCは痛い?出血することはある?
PMTCは一般に強い痛みを伴うことが多い処置ではありません。
しかし、すべての方が無痛で受けられるわけではありません。
痛みを感じやすいケース
- 歯肉に炎症がある
- 歯根面が露出している
- 知覚過敏がある
- 歯肉が腫れている
- 歯面に欠損や摩耗がある
このような場合、器具が触れたり、水や空気が当たったりすることで不快感が生じることがあります。
PMTCで出血することはある?
歯肉に炎症がある場合、清掃時の接触によって出血することがあります。
ただし、出血があるからといって、すべて歯周病が原因とは限りません。
炎症の程度、器具による刺激、清掃方法などを確認する必要があります。
痛みや出血が気になる場合は、我慢せず歯科医師や歯科衛生士に伝えてください。
7.PMTCは何分くらいかかる?
PMTCの施術時間は、清掃する範囲や口腔内の状態によって異なります。
例えば、次のような要因で所要時間が変わります。
- 歯の本数
- プラークの付着量
- 歯石除去の必要性
- 歯並びや修復物の状態
- 歯周組織の状態
- 歯磨き指導の内容
一般的な歯科クリーニングでは、30〜60分程度の予約枠が設けられることがありますが、これはPMTC単独の標準所要時間を意味するものではありません。
ホーチミンでPMTCを予約する場合には、歯石取りや歯周検査が含まれるかも確認するとよいでしょう。
8.PMTCは何か月に1回受けるべき?
「PMTCは3か月に1回必要」と聞いたことがある方もいるかもしれません。
しかし、すべての患者さんに3か月ごとのPMTCが必要という科学的根拠はありません。
適切な間隔は、虫歯リスク、歯周病の既往、歯磨きの状態、歯石の付着状況などによって異なります。
虫歯や歯周病のリスクが低い方
セルフケアが良好で、虫歯や歯周病のリスクが低い場合には、必ずしも短い間隔でPMTCを受ける必要はありません。
定期検診の間隔と、専門的な清掃が必要な頻度は分けて考えることも重要です。
歯周病治療後の方
歯周病治療後は、再発や進行のリスクを考慮した継続管理が必要です。
EFPのガイドラインでは、歯周病治療後の支持療法について、患者さんのリスクに応じて3〜12か月の間隔を設定することが推奨されています。
ただし、これはPMTCだけの実施間隔ではなく、歯周組織の評価や必要な治療を含む継続管理の間隔です。
歯磨きが難しい方
矯正装置がある方、手指の機能に制限がある方、歯並びが複雑な方などでは、専門的な清掃の必要性が高くなる場合があります。
大切なのは、全員が同じ間隔で受けることではなく、個々の口腔内の状態に合わせることです。
9.PMTCで歯は白くなる?ホワイトニングとの違い
PMTCを受けると、歯が白くなったように感じることがあります。
これは、歯の表面に付着した着色が除去されたためと考えられます。
しかし、PMTCは歯の内部の色調を変える処置ではありません。
PMTCとホワイトニングの比較
| 項目 | PMTC | ホワイトニング |
|---|---|---|
| 主な目的 | 歯面の清掃 | 天然歯の色調改善 |
| プラーク除去 | できる | 主目的ではない |
| 表面着色の除去 | 可能 | 主目的ではない |
| 歯の内部の色調改善 | 基本的にできない | 期待できる |
| 虫歯・歯周病の管理 | 清掃の一部として役立つ | 予防処置ではない |
例えば、コーヒーや紅茶による表面着色が主な原因であれば、クリーニングによって見た目が改善する場合があります。
一方、もともとの歯の色が黄色い場合には、PMTCだけで希望する白さにならないことがあります。
ホーチミンで歯の黄ばみが気になる方は、まず着色の原因を確認し、PMTCとホワイトニングのどちらが適しているかを判断することが大切です。
10.PMTCのデメリット・注意点
PMTCは専門的な清掃ですが、必要性や方法を考慮せずに繰り返せばよいというものではありません。
① 必要以上の研磨は避ける
研磨剤には研磨性があり、器具や使用方法によって歯面への影響が異なります。
特に、象牙質やセメント質が露出している場合には、適切な器具や研磨剤の選択が必要です。
② 知覚過敏が生じる場合がある
清掃後に一時的な知覚過敏を感じることがあります。
症状が強い場合や長引く場合には、歯科医院で確認してください。
③ PMTCだけでは歯周病治療にならない
歯周ポケットが深く、歯肉縁下の清掃が必要な場合、通常のPMTCだけでは十分ではありません。
歯周病の状態に応じた診断と治療が必要です。
④ 虫歯や歯周病を完全に防ぐものではない
PMTC後もプラークは再び形成されます。
毎日の歯磨き、フロスや歯間ブラシ、フッ化物の使用、食生活の管理などが重要です。
11.ホーチミンでPMTCを受けるときに確認したいこと
ホーチミンには多くの歯科医院があり、クリーニングの内容や説明方法も医院によって異なります。
そのため、単に「クリーニング」という名称だけで判断せず、実際の施術内容を確認することをおすすめします。
① 歯石取りが含まれるか
PMTCとスケーリングは同じ処置ではありません。
歯石が多い場合には、別途スケーリングが必要になることがあります。
② 歯周病の検査を行うか
歯茎から出血する、口臭が気になる、歯茎が下がっているなどの症状がある場合、歯周病の検査が必要になることがあります。
③ 誰が清掃を担当するか
PMTCは専門的な知識と技術を必要とする処置です。
施術を担当するスタッフの資格や経験、清掃内容について確認するとよいでしょう。
④ 費用に何が含まれるか
ホーチミンの歯科医院でPMTCやクリーニングを受ける際には、次の点を確認すると安心です。
- 歯科診察の費用
- PMTCの費用
- 歯石除去の費用
- 歯周検査の費用
- フッ素塗布の有無
- 追加治療が必要な場合の説明
料金が安いか高いかだけでなく、どの処置が含まれているかを比較することが大切です。
12.ホーチミンのありが歯科で大切にしていること
ホーチミンのありが歯科では、日本人歯科医師による診療と、日本の歯科衛生士によるクリーニングに対応しています。
歯のクリーニングでは、単に歯の表面をきれいにすることだけでなく、歯石の付着、歯肉の状態、日常の清掃状況などを確認することが重要です。
患者さんによっては、専門的な歯面清掃だけでなく、歯石取りや歯周病治療が必要になる場合もあります。
また、ホーチミンに赴任してから歯科検診を受けていない方や、日本で定期的に歯のクリーニングを受けていた方も、現在の口腔内の状態を確認することが大切です。
PMTCを受けること自体を目的にするのではなく、自分の歯を健康に保つために必要なケアを選ぶことが重要です。
よくある質問(FAQ)
Q1.PMTCとは簡単にいうと何ですか?
PMTCとは、歯科医師や歯科衛生士などの専門職が、専用器具を使って歯面のプラークやバイオフィルムを機械的に除去する処置です。
Q2.PMTCと歯石取りは同じですか?
同じではありません。PMTCは主に専門的な歯面清掃を指し、歯石取りはスケーリングと呼ばれます。ただし、実際のクリーニングでは両方を組み合わせる場合があります。
Q3.PMTCは痛いですか?
一般に強い痛みを伴うことが多い処置ではありませんが、歯肉の炎症や知覚過敏、歯根面の露出などがある場合には痛みを感じることがあります。
Q4.PMTCで虫歯は治りますか?
いいえ。PMTCは虫歯を削ったり修復したりする治療ではありません。虫歯がある場合には、状態に応じた診断や治療が必要です。
Q5.PMTCを受ければ歯周病は治りますか?
PMTCだけで歯周病を治療できるとは限りません。歯周ポケット内の清掃や、歯周病の進行度に応じた治療が必要な場合があります。
Q6.PMTCは何か月に1回必要ですか?
すべての方に同じ間隔が適しているわけではありません。虫歯や歯周病のリスク、セルフケアの状態などによって判断します。
Q7.PMTCで歯は白くなりますか?
表面の着色が除去されることで、歯が明るく見える場合があります。ただし、天然歯そのものの色調を変えるホワイトニングとは異なります。
Q8.PMTCの後はすぐに食事できますか?
PMTC単独であれば、通常は長時間の食事制限は必要ありません。ただし、フッ素塗布など別の処置を併用した場合には、その処置に応じた注意事項に従ってください。
Q9.ホーチミンでも日本と同じようなPMTCを受けられますか?
ホーチミンにも専門的な歯のクリーニングを提供する歯科医院があります。ただし、施術内容や使用器具、担当者は医院によって異なるため、事前の確認をおすすめします。
Q10.歯磨きを毎日していてもPMTCは必要ですか?
必要性は口腔内の状態によって異なります。セルフケアが良好でリスクが低い方と、歯周病治療後の方では、専門的な清掃の必要性や頻度が異なります。
まとめ|PMTCは歯をきれいにするだけでなく、口腔健康を管理するための一つの方法
PMTCは、歯科医院で行う専門的な歯面清掃です。
歯ブラシが届きにくい部分のプラークやバイオフィルムを除去し、セルフケアの改善にも役立ちます。
一方、PMTCだけで虫歯や歯周病を完全に予防できるわけではありません。
また、PMTCと歯石取り、歯周病治療、ホワイトニングは目的が異なります。
ホーチミンでPMTCや歯のクリーニングを希望する方は、まず現在の歯や歯茎の状態を確認し、自分に必要な処置を選ぶことが大切です。
ありが歯科では、日本語で歯科診療や歯のクリーニングについて相談できます。
参考文献
- Axelsson P. Professional Mechanical Tooth Cleaning. 2003.
https://www.aapd.org/globalassets/media/publications/archives/axelsson-03-s1.pdf - Lamont T, Worthington HV, Clarkson JE, Beirne PV. Routine scale and polish for periodontal health in adults. Cochrane Database of Systematic Reviews. 2018;12.
DOI: 10.1002/14651858.CD004625.pub5 - Sanz M, et al. Treatment of stage I–III periodontitis—The EFP S3 level clinical practice guideline. Journal of Clinical Periodontology. 2020;47(S22):4–60.
DOI: 10.1111/jcpe.13290 - Needleman I, Nibali L, Di Iorio A. Professional mechanical plaque removal for prevention of periodontal diseases in adults—systematic review update. Journal of Clinical Periodontology. 2015;42(S16)–S35.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25495962/ - Scottish Dental Clinical Effectiveness Programme. Supportive periodontal care.
https://www.periodontalcare.sdcep.org.uk/guidance/long-term-care/periodontitis/supportive-periodontal-care/
ADC NEWS
- 予防歯科
- ありが歯科での歯石取りや歯のクリーニング、ホーチミンのありが歯科では3か月一回の定期検診をお勧めしております。
ありが歯科での歯石取りや歯のクリーニング、ホーチミンのありが歯科では3か月一回の定期検診をお勧めしております。

歯石の付き方には個人差があり、歯石が付きやすい人と付きにくい人がいます。
歯石の付きやすい人は、様々な要因があると思いますが、最も大きな理由は、唾液の組成や性状で、特に唾液に含まれるリン酸カルシウムの量によるものと思われます。
また、歯石が出来る原因としてもちろん歯垢(プラーク)の存在が挙げられます。正しいブラッシングによりプラーク(歯垢)がついていない状況では、歯石は付かないと言ってよいでしょう。
しかし、歯磨きがうまくできなくて、お口の中が不衛生な状態では、一度歯石を除去しても、1ヶ月~3ヶ月で再び歯石が歯についてきます。歯石取りの頻度は人によってかなりの開きがあるのですが、3ヶ月に一度というのが標準的です。
歯石はなぜ自分では取れないのでしょうか?
「毎日しっかり歯磨きをしているから歯石は付いていないと思います。」
実際にこのようにお話しされる患者様は少なくありません。
しかし、歯石は歯ブラシでは取ることができません。
歯石は、歯垢(プラーク)が唾液中のカルシウムやリンと結びつき、石のように硬くなったものです。
一度硬くなってしまうと、ご自宅の歯ブラシでは除去できず、歯科医院専用の器具が必要になります。
また歯石の表面は非常にザラザラしているため、新しい歯垢が付着しやすくなり、さらに歯石が増えていくという悪循環になります。
そのため、定期的な歯石除去が歯周病予防には欠かせません。
歯石は「見えない場所」に付きやすい
鏡で見える歯の表面はきれいに磨けていても、
- 歯と歯の間
- 奥歯の裏側
- 下の前歯の裏
- 歯ぐきの中(歯周ポケット)
などは歯石が付きやすい場所です。
特に歯ぐきの中に付着した歯石(縁下歯石)は黒っぽく硬く、歯周病菌の温床になります。
この歯石はご自身では確認することも難しいため、歯科医院で定期的にチェックすることが重要です。
3か月という期間には理由があります
3か月という期間には医学的な理由があります
ありが歯科では、3か月に1回の定期検診・歯石取り・歯のクリーニングをおすすめしています。
「なぜ半年ではなく3か月なのですか?」
とご質問をいただくことがありますが、これには歯周病菌の性質やお口の中の環境が大きく関係しています。
歯の表面には、毎日食事をすると細菌の塊である**プラーク(歯垢)**が付着します。
このプラークの中には数百種類もの細菌が存在しており、虫歯や歯周病の原因になります。
歯科医院で歯石取りやPMTCを行うことで、歯周病菌やバイオフィルムは大きく減少します。
しかし、お口の中の細菌は完全にゼロになるわけではありません。
毎日の食事や生活の中で再び細菌が増え始め、時間の経過とともに少しずつ歯周病菌が増殖していきます。
研究では、歯科医院で専門的なクリーニングを受けて歯周病菌が減少したあとでも、約3か月前後で細菌叢(細菌のバランス)が元の状態へ戻りやすいことが報告されています。
つまり、3か月という期間は、
歯周病が再び進行し始める前に、お口の中をリセットできるタイミング
でもあるのです。
また、3か月という期間であれば、
- 小さな虫歯を早期発見できる
- 詰め物や被せ物の劣化を確認できる
- 歯周病の進行を最小限に抑えられる
- 歯石が大量に付着する前に除去できる
など、多くのメリットがあります。
日本歯周病学会や米国歯周病学会(AAP)では、歯周病の再発予防を目的とした**Supportive Periodontal Therapy(SPT:歯周病安定期治療)**として、約3か月ごとのメインテナンスを基本的な間隔として推奨しています。
一方で、半年から1年ほど間隔が空いてしまうと、
歯石が歯ぐきの中まで入り込みやすくなり、歯周病が進行してしまうことがあります。
すると歯石取りも時間がかかり、出血や痛みが出やすくなる場合があります。
そのため、ありが歯科では
「悪くなってから治療する」のではなく、「悪くなる前に予防する」
という考え方を大切にしています。
もちろん、歯石が付きやすい方や歯周病のリスクが高い方では2か月ごとのクリーニングをおすすめする場合もありますし、お口の状態が非常に安定している方では4〜6か月ごとのメンテナンスをご提案することもあります。
患者様一人ひとりのお口の状態に合わせて、最適なメンテナンス間隔をご案内しております。
- 日本歯周病学会「歯周治療のガイドライン」
- American Academy of Periodontology. Comprehensive Periodontal Therapy: A Statement by the American Academy of Periodontology.
- Axelsson P, Lindhe J. The significance of maintenance care in the treatment of periodontal disease. J Clin Periodontol.
特に**アクセルソン&リンデ(Axelsson & Lindhe)**は予防歯科では世界的に有名で、「定期的なプロフェッショナルケアによって虫歯・歯周病・歯の喪失が大きく減少する」ことを長期追跡で示した代表的な研究として知られています。
ホーチミン生活では着色も付きやすくなります
ホーチミンでは、
- ベトナムコーヒー
- 濃い緑茶
- フルーツジュース
- 色の濃い調味料
など、日本に比べて歯へ着色しやすい飲食物を口にする機会が増える方も少なくありません。
また暑い気候のため、水分補給として甘い飲み物を飲む機会も多くなります。
これらは歯石だけではなく、着色(ステイン)の原因にもなります。
定期的なクリーニングでは、このような着色もきれいに除去できるため、歯本来の自然な白さを維持しやすくなります。
定期検診では歯石取りだけではありません
ありが歯科の定期検診では、単に歯石を取るだけではありません。
毎回、
- 虫歯の有無
- 歯周病の進行
- 歯ぐきの状態
- 詰め物や被せ物の確認
- 噛み合わせ
- 歯磨き状態
まで確認しています。
「まだ痛くないから大丈夫」
と思っていた小さな虫歯が見つかることもあります。
早期発見できれば、小さな治療で済む可能性が高くなります。
PMTCで歯がツルツルになる理由
PMTC後に
「歯がツルツルになった!」
と驚かれる患者様は非常に多くいらっしゃいます。
これは歯の表面に付着していた、
- バイオフィルム
- 細かな着色
- 汚れ
などが取り除かれ、歯の表面が滑らかになるためです。
表面が滑らかになることで、
汚れが付きにくくなる
というメリットもあります。
毎日の歯磨きもしやすくなり、虫歯や歯周病予防にもつながります。
海外生活だからこそ定期検診をおすすめしています
海外では、
「日本へ帰国した時にまとめて治療しよう」
という方も多くいらっしゃいます。
しかし、その間に虫歯や歯周病が進行してしまうことも少なくありません。
定期検診を受けていれば、
小さな虫歯
詰め物の劣化
初期歯周病
などを早期に発見できます。
海外赴任中だからこそ、お口の健康を維持することが仕事や生活の安心にもつながります。
定期検診は将来の歯への投資です
歯は一度削ると元には戻りません。
また、治療を繰り返すたびに歯は少しずつ小さくなり、将来的には被せ物や抜歯が必要になる可能性もあります。
そのため、予防歯科では
「治療しないために通う」
という考え方がとても重要になります。
3か月ごとの定期検診は、歯をできるだけ長く残し、生涯ご自身の歯で食事を楽しむための大切な投資だとありが歯科では考えています。
ホーチミンで安心して定期検診や歯のクリーニングを受けたい方は、ぜひお気軽にありが歯科までご相談ください。
ありが歯科での歯石取り
ホーチミンのありが歯科では、3か月に一回の歯石取り、歯のクリーニングを推奨しております。
標準的な歯石取り、歯のクリーニングは健診も込みで1,500,000dとなっております。
この治療費の中には初診料や再診料も検診料金も含まれており、とてもリーズナブルな治療費となっております。
歯石取りの際、なるべく痛みの少ない超音波スケーラーの機械を使用するため、超音波の振動を正弦波に制御しているため異常振動を起こしにくく滑らかなラウンド軌道を描くのが特長で、これにより患者様の痛みを軽減できるようになっております。
いわゆる歯石取りの際のキンキンする音も少なくなっております。
そのため不快感も少なく、冷たい水での超音波でもないので従来のしみる症状が少なくなっております。
また、使用する水はTABUCHI VIETNAM浄水器を使用しており、飲食店で使うような飲めるきれいなお水での治療を行っておりますので歯の歯石取り、歯のクリーニングも安心してご利用いただけます。

浄水器のフィルター 向かって左 3か月使用したフィルター、向かって右使用前の新しいフィルター
さらにありが歯科の歯石取り、クリーニングにはPMTCの処置もついてきます。
PMTCとは
PMTCとは歯科医師や歯科衛生士が専用の機器、機材を使って、普段の歯磨きでは落とせない歯の汚れをきれいにします。歯石除去で傷ついた細かい傷の補修や黄ばみなども取り除き、歯本来の白さを取り戻します。2種類の研磨剤を使うことで効率的に汚れを落とし、フッ素の効果で虫歯予防もします。
PMTCのメリット
- バイオフィルムを取り除くことにより虫歯や歯周病のリスクを減少させることができます。
- 歯の黄ばみがとれ白くなります。
- 歯の表面をきれいにするので、より白くなり美しさを向上させます。
- フッ素入りジェルをPMTCで用いることで再石灰化を促進し、歯を強化します。
- 歯の表面が滑沢になることにより汚れが付きづらくなります。
- 爽快感
- 口臭予防
- 特殊な柔らかいブラシやゴムなどを使うので痛くありません。
※妊娠中や授乳中の方、高齢者や小児など誰でも気軽にPMTCを受けることができます。
(2026/8/4追記)
よくある質問(FAQ)
Q1. 歯石取りは痛いですか?
A. 基本的には強い痛みはありません。
ありが歯科では、患者様の負担をできるだけ少なくするため、痛みの少ない超音波スケーラーを使用しています。また、お口の状態に合わせて水量や出力も細かく調整しています。
歯ぐきに炎症が強い場合や歯石が深い場所まで付着している場合は、一時的にしみたり違和感を感じることがありますが、多くの方は問題なく治療を受けられています。
Q2. 歯石取りはどのくらい時間がかかりますか?
A. 通常は30〜60分程度です。
歯石の量や歯ぐきの状態によって多少前後します。
初めてクリーニングを受ける方や歯石が多く付着している方では、お時間を長めにいただく場合があります。
Q3. 毎日歯磨きをしていても歯石は付きますか?
A. はい、付きます。
どんなに丁寧に歯磨きをしていても、歯ブラシが届きにくい部分にはプラーク(歯垢)が残ることがあります。
そのプラークが数日から数週間かけて石灰化すると歯石になります。
歯石は歯ブラシでは取れないため、定期的に歯科医院で除去することが大切です。
Q4. 歯石を取ると歯が削れたり傷ついたりしませんか?
A. 基本的には心配ありません。
歯石だけを除去する専用の器具を使用しているため、健康な歯を削ることはありません。
治療後はPMTCによって歯の表面を滑らかに仕上げるため、汚れも付きにくくなります。
Q5. 歯石取りのあとに歯がしみることがありますか?
A. 一時的にしみることがあります。
歯石が長期間付着していた歯では、歯石を除去したことで歯の根元が一時的に露出し、冷たいものがしみやすくなる場合があります。
ほとんどの場合は数日から数週間で落ち着きます。
Q6. 歯石取りをすると歯がグラグラするように感じるのはなぜですか?
A. 歯石が大量に付着していた場合に感じることがあります。
実際には歯が急に弱くなったのではなく、歯を支えていた歯石がなくなったことで違和感を覚えるだけの場合がほとんどです。
歯周病の進行具合も含めて歯科医師が確認いたしますのでご安心ください。
Q7. 定期検診では歯石取り以外に何をしてもらえますか?
A. お口全体の健康状態を確認します。
虫歯の有無だけでなく、
- 歯周病のチェック
- 詰め物・被せ物の確認
- 歯ぐきの状態
- 噛み合わせ
- 着色やプラークの付着状況
などを総合的に確認し、必要に応じてクリーニングやPMTCを行います。
Q8. ホーチミン在住ですが、日本へ帰国するまで待った方がいいですか?
A. あまりおすすめしていません。
虫歯や歯周病は症状がなくても進行することがあります。
「帰国したら診てもらおう」と思っている間に悪化してしまうケースも少なくありません。
ありが歯科では日本語で診療を行っておりますので、ホーチミン滞在中でも安心して定期検診を受けていただけます。
Q9. 歯のクリーニングは保険会社へ請求できますか?
A. ご加入されている海外医療保険によって異なります。
予防目的のクリーニングは対象外となる場合もありますが、歯周病治療の一環として認められるケースもあります。
ご加入の保険内容についてご不明な場合は、受付スタッフまでお気軽にご相談ください。
Q10. 定期検診を続ける一番のメリットは何ですか?
A. 将来的に自分の歯を長く残せる可能性が高くなることです。
虫歯や歯周病は早期発見・早期治療ができれば、大きく歯を削ったり神経を取ったりするリスクを減らせます。
結果として、
- 治療回数が少なくなる
- 治療費を抑えやすい
- 自分の歯で長く食事を楽しめる
という大きなメリットにつながります。
ありが歯科では、患者様一人ひとりのお口の状態に合わせた定期検診プランをご提案しています。
執筆・監修歯科医 ありが歯科院長 有賀智哉
日本人歯科医師として、ホーチミン旧1区にて日本品質の歯科治療を提供。
一般歯科・小児矯正・インプラント・ホワイトニングまで幅広く対応しています。
日本語対応で安心してご相談いただけます。
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