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タバコは「百害あって一利なし」といわれるほどで色々な病気を引き起こす原因だといわれています。

「タバコの三悪」と呼ばれるニコチン・タール・一酸化炭素があり、ほかにも200種類ほどの有害物質が体内の取り込まれることによって、歯周病を進行させるほか治癒の遅延を招くと言われています。


たばこ1本から出る煙の中には平均で、ニコチン0.1~2.0mg、タール10mg、一酸化炭素 20~30mgが含まれています。

タバコの三悪

1.ニコチン

ニコチンは青酸に匹敵する毒性を持ち、極めて短時間に吸収されます。

脳に広く影響を与えることにより、依存症を引き起こす原因にもなっています。

ニコチンには、中枢神経興奮・抑制作用や、血管収縮、心拍数増加などを引き起こす作用などがあり、現在では依存性薬物と認められています。

2.タール

タールには発がん作用があり、ベンツピレンをはじめとする多くの発がん物質を含んでいます。粘質性が高く、水にほとんど溶けないため、歯面や気管、気管支、肺などに沈着すると、体外に排出されにくくなります。

3.一酸化炭素

一酸化炭素のヘモグロビン結合力は酸素の 200倍以上あることが知られています。

たばこの煙に含まれる一酸化炭素が酸素の運搬役であるヘモグロビンを「横取り」してしまうことにより、体内はいわば酸欠状態となって、動脈硬化そのほかの引き金となるのです。

タバコが歯や口腔内にあたえる影響

タバコは、歯と口腔に大きな影響を与えます。まず口腔・咽頭がんの発生率が3倍になります。

また、タバコと口腔のガンには、密接の関係があります。口腔ガンは喫煙率に比例するように男性が女性の3~4 倍も多くかかります。

口腔ガンの中でも最も多く見られるのが、舌ガンで、次が口腔底ガンになっています。そのほか、口蓋、唾液腺、頬粘膜などにもガンが発症します。

さらには歯周病(歯ぐきの病気)にかかる率も高まり、しかも重症に進行する率が5~7倍になるというデータもあります。

さらに口臭の原因になったり、歯を汚したり、味を感じる細胞(味らい)を刺激して食べ物の味わいを妨げる原因になったりします。

タバコが歯周病を進行させるわけ

タバコを吸っていると、ニコチンの作用により、毛細血管を収縮させてしまいます。

その結果、毛細血管の血流が悪くなり、タールが歯や歯茎に付着することで、歯のまわりの組織の細胞の炎症を治す働きが弱くなります。

喫煙によって体内のビタミンCが大量に消費されるため、さらなる免疫機能の低下を招きます。

タバコは、からだの免疫能力を低下させるだけではありません。歯周病菌の毒性を高め、体を守る働きや、自己修復する働きを弱めてしまいます。

さらに浅い歯周ポケットの中でも、病原性の高い歯周病菌が繁殖するリスクが高くなります。

タール(ヤニ)が歯面に付着することで、歯周病の原因となる歯石がつきやすくなるため、症状が進行しやすくなるのです。

体、歯、歯ぐきにとってはタバコは病気を引き起こす大きな原因となってます。

歯周病の進行度合いの図

ホーチミン生活で「またタバコを吸い始めた」という方も少なくありません

ホーチミンでは、日本よりタバコ価格が安いと感じる日本人の方もいます。

また、

  • カフェ文化
  • 飲み会
  • 周囲の喫煙環境
  • ストレス
  • 海外生活の開放感
  • 日本と比べてやすい

などから、

「日本では禁煙していたのに、ホーチミンでまた吸い始めた」

という方も少なくありません。

特にベトナムでは、場所によっては日本より喫煙しやすいと感じる方もいます。

そのため、喫煙量が増えてしまうケースもあります。

海外生活のストレスと喫煙習慣

海外生活では、

  • 仕事環境
  • 言語
  • 人間関係
  • 生活変化

など、日本にいる時よりストレスを感じる方もいます。

その結果、

  • タバコ本数が増える
  • 禁煙が続かない
  • 飲酒量も増える

というケースもあります。

実際、喫煙は歯周病だけではなく、

  • 口臭
  • 着色
  • インプラントリスク
  • 治癒遅延

など、お口全体へ影響することが知られています。

喫煙者は歯周病に気づきにくいことがあります

歯周病は、

  • 歯ぐきの出血
  • 腫れ
  • 口臭

などで気づく方が多い病気です。

しかし喫煙者では、ニコチンの影響で歯ぐきの血流が悪くなり、

「出血しにくい」

ことがあります。

そのため、

「血が出ないから大丈夫」

と思っていても、実際には歯周病が進行しているケースもあります。

さらに喫煙は、

  • 免疫力低下
  • 歯ぐきの治癒低下
  • 骨への影響

などとも関係すると言われています。

実際、喫煙者では歯周病治療の反応が悪くなることも報告されています。

喫煙している人は、歯周病治療を受けても治りにくい?

歯周病治療では、歯石やプラークを取り除くことが基本になります。

しかし、喫煙を続けている場合、歯科医院でクリーニングや歯石除去を受けていても、歯ぐきの状態が改善しにくいことがあります。

その理由の一つが、喫煙によって歯ぐきの血流や免疫反応などに影響が生じるためです。

歯周病は、歯周病菌による感染だけでなく、身体の免疫反応によって歯を支えている組織が破壊されていく病気です。

そのため、

「歯石を取ったからもう安心」

「歯磨きを頑張っているから大丈夫」

とは限りません。

喫煙習慣がある場合には、歯磨きや歯科医院でのメンテナンスと合わせて、喫煙本数を減らすことや禁煙を検討することも重要です。


禁煙すると歯ぐきはどう変わる?歯周病への影響を専門的に解説

「タバコをやめたら歯ぐきは本当に良くなるのでしょうか?」

歯周病の患者さんから、このような質問をいただくことがあります。

結論からいうと、禁煙は歯周病の発症・進行リスクを下げ、歯周病治療後の歯ぐきの回復にも良い影響を与えることが報告されています。

ただし、禁煙したからといって、失われた歯槽骨や歯周組織がすぐに元の状態へ戻るわけではありません。

禁煙によって期待できる変化を理解するためには、喫煙が歯ぐきに与えている「血管」「免疫」「炎症」「組織修復」への影響を知ることが重要です。

1.まず「歯ぐきから血が出る」ようになることがあります

意外に感じるかもしれませんが、禁煙後に歯磨きや歯周ポケットの検査で出血しやすくなることがあります。

これは歯周病が急に悪化したという意味ではありません。

喫煙中はニコチンなどの作用によって歯ぐきの血管が収縮し、歯周組織の血流が変化します。また、喫煙者ではプラークによる炎症反応が見た目に現れにくくなることがあります。

そのため、

「タバコを吸っているけど歯磨きで血が出ない」

という状態でも、歯周病が進行している可能性があります。

実際に、禁煙プログラムに参加した人を調べた研究では、禁煙後4〜6週間でプロービング時の歯肉出血が16%から32%へ増加しました。一方で口腔衛生状態は改善していました。

つまり、禁煙後に出血が増えたからといって、必ずしも歯周病が悪化したわけではなく、これまで喫煙によって隠れていた炎症反応が表面化した可能性があります。 (PubMed)

2.歯ぐきの血流・微小循環への悪影響が減る

歯ぐきは非常に細かい血管が張り巡らされた組織です。

歯周病の治癒には、酸素や栄養素を組織へ届ける血流と、炎症によって生じた物質を処理する循環機能が重要になります。

喫煙は歯周組織の血管や微小循環に影響を与え、炎症が存在していても、その臨床的なサインが弱く見えることがあります。

2026年に発表された歯肉血管に関するスコーピングレビューでも、喫煙者と非喫煙者では歯肉の血管分布に違いがみられ、特に歯肉炎や歯周炎がある場合にその違いが大きくなることが報告されています。 (PubMed)

禁煙によってこうした喫煙による血管への影響がなくなっていくことは、歯周組織の健康を維持するうえで重要です。

3.歯周病菌に対する免疫反応も重要です

歯周病は単純に「歯周病菌がいるから歯槽骨が溶ける」という病気ではありません。

プラーク中の細菌に対して身体の免疫反応が起こり、その炎症反応が長期間続くことで、歯を支えている歯周組織が破壊されていきます。

喫煙は、この免疫反応にも影響を与えることが知られています。

研究では、喫煙によって歯周病原菌に対する宿主防御反応が変化し、白血球などの免疫細胞の働きや炎症反応に影響を与える可能性が示されています。 (PubMed)

つまり喫煙は、

歯周病菌が増える環境

だけではなく、

身体が細菌に対応する仕組み

にも影響する可能性があります。

禁煙することで、こうした喫煙による免疫系への悪影響を減らせることが期待されます。

4.歯周ポケットの改善にも差が出ることがあります

歯周病治療では、歯周ポケットの深さを測定します。

歯周ポケットが深いほど、歯周病菌が存在しやすく、歯ブラシだけでは清掃が難しくなります。

禁煙した人では、喫煙を継続している人と比較して、歯周病治療後の歯周ポケットが改善しやすい傾向が報告されています。

2019年の系統的レビュー・メタ解析では、禁煙者は喫煙継続者と比較して、歯周病の発症・進行リスクが低く、歯周病の非外科的治療後には、禁煙者で臨床的アタッチメントの改善や歯周ポケットの減少がみられました。具体的には、12〜24か月の追跡で、禁煙者は非禁煙者より最大約0.2mmのアタッチメントレベル改善、約0.32mmの歯周ポケット減少が報告されています。 (PubMed)

0.3mmという数字だけを見ると小さく感じるかもしれません。

しかし歯周病治療では、歯周ポケットの深さやアタッチメントレベルのわずかな変化を積み重ねながら、歯を長く保存することを目指します。

そのため、禁煙は歯周病治療を成功させるための重要な生活習慣改善の一つと考えられます。

5.歯槽骨の破壊にも長期的な差が出る

歯周病が進行すると、歯を支えている歯槽骨が徐々に失われます。

一度失われた歯槽骨は、単純に禁煙しただけで元通りになるわけではありません。

しかし、禁煙することで歯周病の進行リスクを下げ、将来的な骨吸収を抑える方向に働くことが期待できます。

過去の長期追跡研究をまとめた系統的レビューでは、禁煙者では喫煙継続者と比較して、10〜20年の追跡期間においてX線上の骨吸収が約30%少なかった研究も報告されています。 (PubMed)

これは非常に重要なポイントです。

歯周病では「今の歯ぐきの状態」だけでなく、10年後、20年後にどれだけ歯を支える骨を残せるかという視点も必要だからです。

6.歯周病治療の「効き方」にも関係する

同じ歯石除去や歯周病治療を受けても、喫煙者では非喫煙者より治療反応が悪い場合があります。

その背景には、

  • 血流への影響
  • 免疫反応の変化
  • 炎症反応の変化
  • 組織修復能力への影響

など、複数の要因が関係すると考えられています。

臨床研究をまとめたレビューでも、非喫煙者では喫煙者と比較して、歯周ポケットの減少、プロービング時の出血の改善、臨床的アタッチメントの改善などが良好だったことが報告されています。 (PubMed)

そのため、歯周病治療を受ける場合には、歯石を取るだけでなく、喫煙というリスク因子そのものを取り除くことが治療効果を高めるうえで重要になります。

7.禁煙したら、すぐに歯ぐきが元通りになるわけではありません

ここは誤解してはいけないポイントです。

禁煙は歯周病にとって非常に重要ですが、

「今日から禁煙したら、1か月で歯周病が治る」

というものではありません。

すでに歯周ポケットが深くなっている場合や、歯槽骨が大きく吸収されている場合には、歯周病検査や歯石除去などの適切な治療が必要です。

また、歯周病によって失われた組織がどこまで回復するかは、病気の進行度や治療内容によって異なります。

したがって、

禁煙=治療

ではなく、

禁煙+適切な歯周病治療+毎日のセルフケア

という考え方が重要です。

8.禁煙後は「血が出るようになったから悪化した」と思わないこと

禁煙後に歯磨きで血が出るようになると、

「禁煙したら歯周病が悪化した」

と思ってしまう方もいます。

しかし、喫煙によって歯ぐきの炎症反応が目立ちにくくなっていた場合、禁煙によって本来の炎症反応が見えやすくなることがあります。

そのため、禁煙後に出血が増えた場合には自己判断で禁煙を中止するのではなく、歯科医院で歯周ポケットや歯ぐきの状態を確認することが大切です。 (PubMed)


禁煙は「歯ぐきを治す」だけでなく「歯を残す」ために重要

歯周病で最も重要なのは、単純に歯ぐきの腫れを抑えることではありません。

最終的な目標は、歯を支えている組織をできるだけ長く維持し、自分の歯を残すことです。

喫煙を継続している人では、禁煙者と比較して歯周病の発症・進行リスクが高いことが報告されています。2019年のメタ解析では、喫煙継続者の歯周炎発症・進行リスクは禁煙者より約79%高い結果でした。 (PubMed)

つまり禁煙は、

「歯ぐきをきれいにするため」

だけではなく、

「将来、自分の歯をできるだけ多く残すため」

という意味でも重要なのです。

ホーチミンで喫煙習慣があり、

「歯ぐきから血が出ないから大丈夫」

「まだ若いから歯周病にはならない」

「タバコを吸っているけど歯石を取れば問題ない」

と考えている方は、一度歯周病の検査を受けてみることをおすすめします。

現在の歯ぐきの状態を確認したうえで、禁煙・減煙を含めた生活習慣の改善と、歯科医院でのクリーニングや定期的な歯周病管理を組み合わせることが、長く自分の歯を守るための重要な一歩になります。

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「喫煙を続けた場合」と「禁煙した場合」の歯ぐきの違いの比較表

比較項目喫煙を続けている場合禁煙した場合
歯ぐきの血流ニコチンなどの影響で血管が収縮し、歯ぐきの血流に悪影響を及ぼすことがあります喫煙による血管収縮の影響がなくなり、歯ぐきの健康維持に有利になります
歯ぐきの出血喫煙によって出血などの炎症サインが目立ちにくくなることがあります禁煙後、一時的に歯ぐきから出血しやすくなることがあります。隠れていた炎症が分かりやすくなる場合があります
歯ぐきの炎症喫煙によって免疫反応や炎症反応に影響が生じ、歯周病が進行しやすくなる可能性があります喫煙による免疫・炎症への悪影響が減り、歯周組織の健康維持につながります
歯周ポケット深い歯周ポケットが残りやすく、歯周病が進行するリスクがあります歯周病治療と組み合わせることで、歯周ポケットの改善が期待できます
歯を支える骨長期的な喫煙は歯槽骨の吸収と関連しています長期的には骨吸収の進行を抑える方向に働くことが期待されます
歯周病治療の反応非喫煙者や禁煙者と比較して、治療効果が得られにくい場合があります歯石除去などの歯周病治療に対する反応が改善することが期待されます
歯ぐきの回復喫煙により歯周組織の修復に悪影響を与える可能性があります組織の回復を妨げる喫煙という要因を取り除くことができます
歯周病の進行リスク高くなることが報告されています喫煙継続者と比較して、歯周病の発症・進行リスクが低下することが報告されています
口臭・着色タバコによる着色や口臭の原因になります禁煙により新たなヤニの付着を抑え、口臭・着色改善につながることがあります
長期的な歯の保存歯周病の進行によって歯を失うリスクが高くなる可能性があります歯周病治療・セルフケアと組み合わせることで、自分の歯を長く維持することにつながります

電子タバコなら歯周病への影響は少ない?

最近では、

「紙タバコから電子タバコに変えました」

という方も増えています。

しかし、電子タバコに変えれば口腔内への影響が完全になくなるというわけではありません。

製品によって成分やニコチンの有無が異なるため、一律に「安全」「歯周病には影響しない」と判断することはできません。

特にニコチンを含む製品では、歯ぐきへの影響について注意が必要です。

また、電子タバコは紙タバコと違った形で口腔内に刺激を与える可能性もあります。

そのため、

「電子タバコだから歯周病を気にしなくていい」

と考えるのではなく、喫煙習慣そのものを見直すことが大切です。

電子タバコの歯にへの影響


加熱式タバコも注意が必要です

IQOSなどの加熱式タバコを使用している方からも、

「煙が少ないから歯には問題ないですか?」

と質問されることがあります。

加熱式タバコは紙タバコとは仕組みが異なりますが、ニコチンを含む製品があり、口腔内への影響を無視することはできません。

「煙が見えない」
「臭いが少ない」

ということと、

「歯ぐきへの影響がない」

ということは同じではありません。

歯周病が気になる方は、紙タバコだけでなく加熱式タバコや電子タバコについても歯科医師に伝えることをおすすめします。


喫煙者は歯周病の定期検診を受けた方がいい?

喫煙している方は、歯周病の症状が出ていないからといって検診を受けなくてよいわけではありません。

むしろ、喫煙によって歯ぐきの出血などの症状が分かりにくくなることがあるため、定期的に歯科医院で確認することが重要です。

歯科医院では、

  • 歯ぐきからの出血
  • 歯周ポケットの深さ
  • 歯の動揺
  • 歯石やプラークの付着
  • 歯ぐきの腫れ
  • 歯を支える骨の状態

などを確認します。

必要に応じてレントゲン撮影などを行い、現在どの程度歯周病が進行しているのかを確認します。

「歯ぐきから血が出ないから大丈夫」と自己判断せず、一度検査を受けることが大切です。

歯医者の定期検診を行うことで生涯の医療費が変わる話


歯周病のサインをチェックしてみましょう

次の項目に当てはまるものがある場合は、一度歯科医院で歯周病のチェックを受けることをおすすめします。

□ 歯磨きをすると歯ぐきから血が出る

□ 歯ぐきが腫れている

□ 歯ぐきが下がってきた

□ 歯が以前より長く見える

□ 歯がグラグラする

□ 歯と歯の間に食べ物が詰まりやすい

□ 口臭が気になる

□ 朝起きたときに口の中がネバネバする

□ 歯石がつきやすい

□ 最近、歯並びや噛み合わせが変わった気がする

特に喫煙習慣がある方は、症状が少なくても定期的なチェックがおすすめです。


歯周病だけでなくインプラントにも喫煙は影響する?

喫煙は、天然歯だけでなくインプラント治療を受ける方にとっても重要な問題です。

インプラントは顎の骨と人工歯根が結合することで、歯を支える構造を作ります。

そのため、手術後の組織の回復やインプラント周囲の歯ぐきの健康管理が重要になります。

喫煙習慣がある場合は、インプラント治療を検討する際にも、現在の喫煙状況を歯科医師に伝えることが大切です。

「インプラントを入れてから禁煙すればいい」

と自己判断するのではなく、治療前から禁煙について相談しておくとよいでしょう。


歯周病予防には「歯磨き+歯科医院での管理」が重要

歯周病を予防するためには、自宅での歯磨きだけではなく、歯科医院での定期的な管理も大切です。

毎日の歯磨きでは、歯と歯ぐきの境目に付着したプラークをできるだけ取り除きます。

一方、歯石になってしまった汚れは歯ブラシだけでは除去できません。

そのため、

毎日のセルフケア

歯科医院でのクリーニング

歯周病検査

生活習慣の見直し

を組み合わせることが重要です。

そして喫煙されている方の場合は、これに「禁煙・減煙への取り組み」を加えることが歯ぐきの健康管理につながります。

ありが歯科の歯のクリーニング


ホーチミンで喫煙による歯ぐきへの影響が気になる方へ

ホーチミンで生活していると、日本とは異なる生活環境や仕事、人間関係、飲酒の機会などによって、知らないうちに喫煙本数が増えてしまうことがあります。

「最近、歯ぐきの状態が変わった」

「口臭が気になる」

「歯ぐきが下がってきた」

「以前より歯石がつくようになった」

「タバコを吸っているけれど歯周病が心配」

という場合には、症状が強くなる前に一度歯科医院で確認してみましょう。

歯周病は初期段階では自覚症状が少ないこともあります。

特に喫煙されている方は、症状だけで判断せず、歯周ポケットや歯を支える骨の状態まで確認することが大切です。

ホーチミンのありが歯科では、日本人歯科医師,日本人歯科衛生士が日本語で歯周病の検査やクリーニングについてご説明しています。

「禁煙しなければ歯医者に行きにくい」と考える必要はありません。

まずは現在のお口の状態を知ることから始めてみましょう。

(2026/8/14 追記)

歯周病の説明はこちらから

よくある質問

Q1. タバコを吸うと本当に歯周病が進行しやすくなりますか?

はい。喫煙は歯周病の発症・進行リスクを高めることが知られています。タバコに含まれるニコチンなどの影響で歯ぐきの血流や免疫反応、組織の修復に悪影響が生じ、歯周病治療の反応にも影響することがあります。

Q2. タバコをやめると歯ぐきは元の状態に戻りますか?

禁煙によって歯ぐきの健康状態が改善することは期待できますが、すでに失われた歯槽骨などが禁煙だけで完全に元に戻るわけではありません。

歯周病の進行度に応じて、歯石除去や歯周病治療、毎日の歯磨きなどを組み合わせることが大切です。

Q3. 禁煙したら歯ぐきから血が出るようになりました。歯周病が悪化したのでしょうか?

必ずしも悪化したとは限りません。

喫煙中は血管収縮などによって歯ぐきの炎症による出血が目立ちにくくなることがあります。禁煙後に本来の炎症反応が表面化し、出血が分かりやすくなる場合があります。気になる場合は歯周病検査を受けましょう。

Q4. 1日に数本しかタバコを吸わなくても歯周病に影響しますか?

喫煙本数だけでリスクを判断することはできません。喫煙量や期間などによって影響は異なりますが、「少量なら歯周病に影響しない」とは言い切れません。歯ぐきを守るという点では、禁煙が最も確実な対策です。

Q5. 電子タバコなら歯周病への影響は少ないですか?

紙巻きタバコとは成分や仕組みが異なりますが、電子タバコだから歯ぐきへの影響がないとは考えられません。

製品によって含まれる成分も異なるため、歯周病予防の観点からは「電子タバコなら安全」と判断せず、歯科医院で相談することをおすすめします。

Q6. タバコを吸っていると歯周病の治療が効きにくくなりますか?

喫煙者では、非喫煙者や禁煙者と比較して歯周病治療への反応が悪くなる場合があります。

血流、免疫反応、組織の修復など複数の要因が関係すると考えられています。

禁煙は歯周病治療を成功させるための重要な取り組みの一つです。

Q7. 禁煙すると歯ぐきの色も改善しますか?

喫煙による歯ぐきの色素沈着がある場合、禁煙によって時間をかけて色調が改善する可能性があります。

ただし、改善の程度や期間には個人差があります。また、歯ぐきの色はメラニン色素などさまざまな要因で決まるため、すべての変色が禁煙だけで改善するわけではありません。

Q8. タバコを吸っていても歯ぐきから血が出なければ歯周病ではありませんか?

いいえ。

出血がないから歯周病ではないとは限りません。 喫煙によって歯ぐきの血流や炎症反応が変化し、歯周病の症状が目立ちにくくなることがあります。喫煙習慣がある方は、症状がなくても定期的に歯周ポケットや歯槽骨の状態を確認することが大切です。

Q9. 禁煙したら歯周病は自然に治りますか?

禁煙は歯周病の進行リスクを下げる重要な対策ですが、すでに歯石や深い歯周ポケットがある場合、禁煙だけで歯周病が治るわけではありません。歯科医院で検査を受け、必要に応じてクリーニングや歯周病治療を行うことが重要です。

Q10. ホーチミンでタバコを吸っていますが、歯周病検診を受けた方がいいですか?

はい。

特に喫煙習慣がある方は、歯ぐきの腫れや出血などの症状が分かりにくい場合があります。

「痛くないから大丈夫」と考えず、定期的に歯周ポケットや歯石、歯槽骨の状態を確認することをおすすめします。ホーチミンで歯ぐきや口臭が気になる方は、日本語で相談できる歯科医院を利用するのも一つの方法です。

執筆・監修歯科医 ありが歯科院長 有賀智哉

日本人歯科医師として、ホーチミン旧1区にて日本品質の歯科治療を提供。
一般歯科・小児矯正・インプラント・ホワイトニングまで幅広く対応しています。

日本語対応で安心してご相談いただけます。

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