乳歯のむし歯では「そのうち永久歯に生え変わるから大丈夫。」などと治療しないでいると、永久歯に悪い影響を及ぼすことがあり、虫歯をそのまま放置せずに治療を受けることが大切です。
お子様が乳歯の時期は、おやつや甘い飲み物の与え方、歯磨きの方法などに問題があると非常にむし歯になりやすいので、お母様やお父様にも虫歯予防に関心を持って頂きたいとホーチミンのありが歯科では考えております。
なぜ、乳歯は虫歯になりやすいのか?
乳歯が虫歯になりやすい原因として4つの理由が考えられます。
1.乳歯は永久歯と比べるとエナメル質・象牙質の厚みが半分程度の厚みしかないため虫歯の進行が早い。
2.哺乳瓶やお菓子を与えることが多くなり、口の中に糖がある状態が長くなり、pHが酸性状態が続き歯の脱灰が起こりやすい。
3.乳歯は歯と歯の間に食べものなどががはさまりやすい。
4.乳歯は歯列がでこぼこしていてプラークコントロールがしにくい。
など挙げられます。
しかし、虫歯を予防するためにしっかりとした知識をつけていただき、お子様の虫歯予防をホーチミンのありが歯科ではご協力させていただきます。

フッ素塗布だけでは虫歯は防げない
フッ素は非常に効果がありますが、
フッ素だけで虫歯が100%予防できるわけではありません。
大切なのは
- 正しい歯磨き
- 食生活
- 定期検診
- フッ素
この4つを組み合わせることです。
ありが歯科ではお子様一人ひとりに合わせた歯磨き指導も行っています。
ホーチミン生活は虫歯になりやすい?
ホーチミンでは
- 甘いジュース
- ベトナムミルクティー
- 甘いヨーグルト
- お菓子
など、日本より糖分を摂取する機会が多くなります。
さらに暑いため、
スポーツドリンクやジュースを飲む回数も増えます。
この生活習慣が虫歯菌を活発にしてしまいます。
そのためホーチミンで生活する日本人のお子様には、日本以上に虫歯予防が重要になります。
ご家庭でできる虫歯予防
ありが歯科では次のことをおすすめしています。
〇 毎日2回以上歯磨きをする
〇 夜は保護者が仕上げ磨きをする
〇 ダラダラ食べを避ける
〇 甘い飲み物は時間を決める
〇 フロスを使う
〇 定期的に歯科医院でクリーニングを受ける
〇 フッ素塗布を続ける
これらを続けるだけでも虫歯になるリスクは大きく下がります。
生えたばかりの永久歯も虫歯になりやすい
永久歯は乳歯より丈夫と思われがちですが、
実は生えたばかりの永久歯はまだ未成熟です。
完全に硬くなるまでには約2〜3年かかります。
そのため
6歳臼歯
前歯
などは特に虫歯になりやすい時期があります。
この時期にもフッ素塗布は非常に効果的です。
定期検診で早期発見・早期予防
虫歯は痛みが出てからでは進行していることがほとんどです。
ありが歯科では
- 虫歯チェック
- 歯並びチェック
- 生え変わりチェック
- 歯磨き指導
- フッ素塗布
を3か月ごとに行うことをおすすめしています。
虫歯が感染する「感染の窓」と呼ばれる時期
虫歯の原因菌である虫歯菌(ミュータンス菌)は、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には存在しておりません。虫歯菌の感染は歯が生え始める生後6ヶ月頃から始まります。
特に生後19ヵ月(1歳7ヶ月)から31ヵ月(2歳7ヶ月)までの時期に最も感染し、定着します。この時期は「感染の窓」と呼ばれ、虫歯の感染がしやすく注意が必要です。
虫歯菌は主に保育者、母親から感染をしますが、最近のDNA解析技術の進歩により虫歯の感染経路がより明らかになってきました。
それは母親以外にも父親、親戚、保育所内での感染も報告されており、お子様の育つ環境によって左右されることも明らかにされました。
広島大学の研究では、子供36名に対して、検出された菌のうち母親由来が51.4%、父親由来が31.4%、その他が18.6%という結果となりました。これは半分程度は母親由来の感染となるとともに他の環境、保育園や祖父、祖母などの近接者から感染したといえる。
虫歯予防に効果的なフッ素塗布
虫歯予防に効果のあるフッ素塗布を3か月に一回くらいをホーチミンのありが歯科では推奨しております。フッ素には歯の質を強くしたり、むし歯菌の働きを抑える効果があります。

フッ素を定期的に歯の表面に塗布する事で、むし歯になりにくい歯を育てていきます。

ホーチミンのありが歯科で行う小児予防歯科
ありが歯科では日本人歯科医師・日本人歯科衛生士による予防歯科を行っています。
- フッ素塗布
- シーラント
- 歯磨き指導
- 食生活指導
- 定期検診
- 生え変わりチェック
- こども矯正相談
など、お子様のお口の健康を総合的にサポートしています。
子どもの虫歯予防は「フッ素+毎日の生活習慣」が重要
子どもの虫歯予防というと、「歯医者さんでフッ素を塗ってもらえば大丈夫」と考える方もいらっしゃいます。
しかし、フッ素塗布はあくまで虫歯予防をサポートする方法の一つです。
毎日の歯磨きや食事、おやつの取り方、定期検診などを組み合わせることで、より効果的に虫歯を予防できます。
特に小さなお子様の場合、自分で歯をきれいに磨くことはまだ難しいため、保護者の方によるサポートが重要です。
「歯磨きをしているから大丈夫」と思っていても、実際に歯科医院で確認すると、奥歯や歯と歯の間に磨き残しが見つかることは珍しくありません。
そのため、フッ素塗布と同時に、現在のお子様の歯磨き方法を確認することも大切です。
年齢によって虫歯予防のポイントは変わります
子どもの口の中は、年齢によって大きく変化します。
乳歯が生え始めた時期と、永久歯へ生え変わる時期では、注意するポイントも異なります。
0〜2歳頃は「糖分を口の中に残さない」ことが大切
乳歯が生え始めたばかりの時期は、歯磨きの習慣を作ることが重要です。
この時期は、
- 甘い飲み物を長時間飲ませない
- 哺乳瓶をくわえたまま寝かせない
- 食後に歯をきれいにする
- 保護者が歯磨きを行う
といった習慣を意識しましょう。
特に、ジュースや甘い飲料を少しずつ何度も飲む習慣には注意が必要です。
一度に飲む量が少なくても、口の中が糖分に触れる回数が多くなると、虫歯のリスクにつながります。
3〜5歳頃は「自分磨き+仕上げ磨き」
この時期になると、お子様自身が歯ブラシを持って歯磨きをするようになります。
ただし、「自分で磨ける=きれいに磨ける」というわけではありません。
特に、
- 奥歯の噛む面
- 奥歯の内側
- 歯と歯の間
- 上の前歯
などは磨き残しが出やすい場所です。
まずはお子様自身に歯磨きをしてもらい、その後に保護者の方が仕上げ磨きをする習慣を作ることをおすすめします。
6歳頃からは「6歳臼歯」に注意
6歳頃になると、乳歯の一番奥に永久歯である「6歳臼歯」が生えてきます。
この歯は一生使う大切な永久歯ですが、生えたばかりの時期は虫歯になりやすいため特に注意が必要です。
6歳臼歯が虫歯になりやすい理由として、
- 一番奥に生える
- 歯ブラシが届きにくい
- 生え始めは歯の高さが低い
- 深い溝がある
- 生えたばかりで歯質がまだ成熟していない
などがあります。
さらに、お子様自身が「新しい永久歯が生えてきた」と気付いていないこともあります。
そのため、保護者の方が定期的にお口の中を確認してあげることが大切です。
6歳臼歯については、フッ素塗布だけでなく、必要に応じてシーラントなどの予防処置を検討することもあります。
歯と歯の間は歯ブラシだけでは不十分なことがあります
虫歯予防で意外と見落とされやすいのが、歯と歯の間です。
歯ブラシの毛先が届きにくい場所には、プラークが残ることがあります。
特に乳歯の奥歯は歯と歯の接触面が広く、虫歯ができても外から見つけにくい場合があります。
そのため、お子様の年齢や歯の状態によっては、デンタルフロスを使用することもおすすめです。
「子どもにフロスは必要なの?」
と思われる方もいますが、歯と歯が接している部分を歯ブラシだけで十分に清掃することは難しい場合があります。
歯科医院でフロスの使い方を確認しておくと、ご家庭でも安心して取り入れやすくなります。
おやつは「何を食べるか」だけでなく「回数」が重要
虫歯予防では、お菓子の種類だけに注目してしまいがちです。
しかし、重要なのは「どのくらいの頻度で口の中に糖分が入るか」という点です。
例えば、
「少しだけだから大丈夫」
と考えて、ジュースやお菓子を一日中少しずつ摂取していると、口の中が酸性になる時間が長くなります。
おやつを完全に禁止する必要はありません。
大切なのは、
- おやつの時間を決める
- ダラダラ食べを避ける
- 甘い飲み物を何度も飲まない
- 食後に水やお茶を飲む
- 寝る前の糖分摂取を避ける
など、メリハリをつけることです。
ホーチミンでは「飲み物」にも注意
ホーチミンは一年を通して暑い日が多く、子どもが水分を取る機会も増えます。
そのため、虫歯予防では飲み物にも注意が必要です。
水や無糖のお茶であれば問題ありませんが、ジュース、スポーツドリンク、加糖飲料などを頻繁に飲んでいる場合は注意しましょう。
特に「喉が渇いたからジュース」という習慣が毎日続いている場合、知らないうちに糖分を摂取する回数が増えてしまいます。
暑いホーチミンだからこそ、水分補給と虫歯予防を両立することが大切です。
「歯が黄色い=虫歯」とは限りません
お子様の歯を見て、
「少し黄色くなっている」
「永久歯が乳歯より黄色い」
と心配される保護者の方もいます。
永久歯は乳歯と比較して象牙質の色が透けて見えるため、もともと少し黄色みを帯びて見えることがあります。
一方で、歯の一部分だけ白くなっていたり、茶色や黒っぽい部分があったりする場合には、虫歯や歯の形成状態などを確認する必要があります。
見た目だけでは判断できないこともあるため、気になる変化があれば歯科医院で確認してもらうと安心です。
「痛くないから虫歯ではない」とは限りません
子どもの虫歯で注意したいのが、痛みがないまま進行するケースです。
特に歯と歯の間や奥歯の溝にできた虫歯は、初期段階では痛みが出ないことがあります。
そのため、
「痛がっていないから歯医者に行かなくても大丈夫」
とは限りません。
定期検診では、目で見える部分だけではなく、歯の生え方や磨き残し、歯と歯の間なども確認します。
早い段階で見つけることができれば、大きく削る治療を避けられる可能性もあります。
フッ素塗布は「一度だけ」ではなく継続が大切
フッ素塗布を受けたからといって、その効果が永久に続くわけではありません。
子どもの歯は成長とともに生え変わり、新しい永久歯も次々に生えてきます。
そのため、
「一度フッ素を塗ったからもう安心」
ではなく、定期的にお口の状態を確認しながら、その時期に必要な予防を行うことが大切です。
特に永久歯が生えてくる時期は、歯の状態や磨き方が大きく変化します。
定期検診とフッ素塗布を組み合わせることで、その変化に合わせた予防を行いやすくなります。
海外生活では「日本に帰国してから」ではなく今の状態を確認
ホーチミンに駐在・滞在しているご家庭では、
「日本に帰国してから歯医者に行けばいい」
と考える方もいらっしゃいます。
しかし、お子様の歯は短期間でも大きく変化します。
特に、
- 永久歯が生え始めた
- 乳歯がグラグラしている
- 歯並びが変わってきた
- 歯の色が気になる
- 奥歯が生えてきた
- 歯磨きを嫌がる
といった変化がある場合は、帰国を待たずに一度確認しておくと安心です。
海外生活中に現在のお口の状態を把握しておけば、日本へ帰国する際にも歯科医院へ情報を伝えやすくなります。
「虫歯になってから」ではなく「虫歯になる前」に歯医者へ
小児歯科では、虫歯を治療することだけが目的ではありません。
むしろ重要なのは、
「どうすれば虫歯になりにくい状態を作れるか」
を一緒に考えることです。
ありが歯科では、お子様のお口の状態を確認し、
- 歯磨きの方法
- 仕上げ磨きの方法
- フロスの使用方法
- おやつの取り方
- 甘い飲み物の摂取頻度
- フッ素塗布
- シーラント
- 生え変わり
- 歯並び
などを総合的に確認しています。
お子様によって虫歯になりやすい場所や生活習慣は異なります。
そのため、すべてのお子様に同じ予防方法を行うのではなく、現在のお口の状態に合わせて予防方法を考えることが重要です。
ホーチミンでお子様の虫歯予防を考えている方へ
ホーチミンで生活していると、日本とは異なる食生活や生活環境になることがあります。
甘い飲み物を飲む機会が増えたり、暑さから飲み物を頻繁に摂取したりすることもあります。
だからこそ、お子様の虫歯予防では、
「フッ素を塗ること」だけではなく、毎日の歯磨き・食生活・定期検診を組み合わせること
が大切です。
特に乳歯から永久歯へ生え変わる時期は、お口の環境が大きく変化します。
「この歯はきちんと生えているのか」
「6歳臼歯に虫歯はないか」
「歯磨きはきちんとできているか」
「フッ素塗布を受けた方がよいか」
「歯並びを今から確認した方がよいか」
など、少しでも気になることがあれば、早めに歯科医院で確認しておくことをおすすめします。
ホーチミンのありが歯科では、日本人歯科医師・日本人歯科衛生士が、お子様のお口の成長に合わせて予防歯科をサポートしています。
虫歯ができてから治療するのではなく、虫歯になりにくいお口を一緒に作っていきましょう。
まとめ
お子様の虫歯は、「できてから治す」のではなく、「できないように予防する」ことが何よりも大切です。
乳歯の虫歯は永久歯や歯並びにも影響する可能性があるため、小さい頃から予防習慣を身につけることが将来のお口の健康につながります。
ホーチミンのありが歯科では、日本品質の小児予防歯科を通じて、お子様が一生自分の歯で食事を楽しめるようサポートしています。海外生活だからこそ、3か月ごとの定期検診とフッ素塗布を取り入れ、大切なお子様の歯を虫歯から守っていきましょう。
よくある質問
Q1. 子どものフッ素塗布は何歳から受けられますか?
乳歯が生え始めた頃から、年齢や歯の状態に応じてフッ素塗布を受けることができます。
特に虫歯になりやすいお子様や、歯磨きがまだ上手にできないお子様には、歯科医院で状態を確認してもらうことをおすすめします。
Q2. フッ素塗布はどのくらいの頻度で受ければよいですか?
一般的には3〜4か月ごとの定期検診に合わせてフッ素塗布を行う方法があります。
ただし、虫歯のリスクや年齢、歯の生え変わり状況によって適切な頻度は異なります。お子様のお口の状態を確認したうえで判断することが大切です。
Q3. フッ素を塗れば歯磨きをしなくても大丈夫ですか?
いいえ。フッ素塗布は歯磨きの代わりにはなりません。フッ素には歯質を強くするなどの虫歯予防効果がありますが、歯の表面に付着したプラークを取り除くには毎日の歯磨きが必要です。
フッ素・歯磨き・食生活・定期検診を組み合わせることが重要です。
Q4. 生えたばかりの永久歯にもフッ素は必要ですか?
はい。
生えたばかりの永久歯は、まだ歯質が成熟していないため虫歯予防が重要です。
特に6歳頃に生えてくる6歳臼歯は奥にあるため磨きにくく、深い溝もあります。
フッ素塗布やシーラントなどを含めた予防を検討することがあります。
Q5. 子どもが甘いジュースをよく飲みます。虫歯になりやすいですか?
甘い飲み物を頻繁に飲む習慣は虫歯のリスクを高める可能性があります。
特に暑いホーチミンでは水分補給の回数が増えるため注意が必要です。普段の水分補給は水や無糖のお茶を中心にし、甘い飲み物は時間や回数を決めることをおすすめします。
Q6. 子どもの仕上げ磨きは何歳まで必要ですか?
個人差がありますが、小学校高学年頃までは保護者による仕上げ磨きをおすすめすることがあります。特に6歳臼歯や生え変わり途中の歯は磨き残しが出やすいため、お子様が自分で磨いた後に保護者が確認してあげると安心です。
Q7. フッ素塗布とシーラントは一緒にできますか?
はい。必要に応じて併用できます。
フッ素は歯質の強化などを目的とし、シーラントは奥歯の深い溝を樹脂で埋めて汚れが入り込みにくくする予防処置です。歯の状態を確認し、必要な予防方法を選択することが大切です。
Q8. 子どもの歯が黄色く見えます。虫歯でしょうか?
永久歯は乳歯より黄色みを帯びて見えることがあり、必ずしも虫歯というわけではありません。
ただし、一部分だけ茶色や黒色になっている、白く濁った部分がある、表面が欠けているなどの変化がある場合は、虫歯や歯の形成状態などを確認する必要があります。
Q9. 痛みがなくても子どもは定期検診を受けた方がよいですか?
はい。虫歯は初期段階では痛みがないこともあります。
定期検診では虫歯だけでなく、歯磨きの状態、生え変わり、歯並び、歯ぐきなども確認できます。
特に乳歯から永久歯へ生え変わる時期は、お口の状態が変化しやすいため定期的な確認がおすすめです。
Q10. ホーチミンでも日本語で子どもの予防歯科を相談できますか?
はい。
ありが歯科では、日本人歯科医師・日本人歯科衛生士による予防歯科に対応しています。
フッ素塗布だけでなく、歯磨き指導、シーラント、食生活、生え変わり、歯並びなど、お子様のお口の状態に合わせてご相談いただけます。
(2026/8/10追記)
執筆・監修歯科医 ありが歯科院長 有賀智哉
日本人歯科医師として、ホーチミン旧1区にて日本品質の歯科治療を提供。
一般歯科・小児矯正・インプラント・ホワイトニングまで幅広く対応しています。
日本語対応で安心してご相談いただけます。


