口と鼻はつながっているため普段から匂いには慣れてしまっていて自分では口の匂いに気づかないことも多くあります。
鼻は常に自分の口臭に慣れてしまっているため、その慣れが生じて実際に口臭があるのに自分では気づかない事も多いです。

口臭は自分では気づきにくいからこそ注意が必要です
口臭で最も難しいのは、自分では気づきにくいことです。
嗅覚は同じにおいに慣れてしまうため、自分の口臭を正確に判断することは簡単ではありません。
そのため、
- 家族に指摘された
- 会話中に距離を取られた気がする
- マスクを外すのが気になる
といったことが受診のきっかけになる方もいます。
「気のせいかもしれない」と放置するのではなく、一度お口の状態を確認することで原因が分かる場合があります。
ホーチミン生活で口臭が気になる理由
ホーチミンでは、
- エアコンの効いた室内で過ごす時間が長い
- 水分不足になりやすい
- ベトナムコーヒーをよく飲む
- ニンニクや香辛料を使った料理を食べる機会が多い
など、日本にいた頃とは生活習慣が変わる方も少なくありません。
また、忙しい海外生活では定期検診が後回しになり、歯周病や虫歯が進行して口臭につながるケースもあります。
「ホーチミンに来てから口臭が気になるようになった」という方は、一度歯科医院でチェックを受けることをおすすめします。
その口臭の原因 実は歯周病かも
口臭の原因は、大きく分けて2つあります。1つめの原因は、内臓など原因が体にある場合で、呼吸器系の病気や消化器系の病気や耳鼻咽喉系や肝臓の病気や腎機能障害や糖尿病消化不良、肝機能低下、糖尿病などが原因と考えられます。
消化不良の多くの場合は、食事で食べたものが胃や腸で停滞して異常発酵することで腐ったようなニオイの口臭があるのが特徴です。
そして肝機能低下では、毒素が分解されないためにアンモニア臭がし、糖尿病では、アセトン臭という甘酸っぱいニオイが特徴的となっています。
この事から内臓など体に原因がある場合は、歯科、歯医者さんではなく内科医の受診がおすすめです。
2つめの原因は、口の中に原因がある場合で、「舌苔」と呼ばれる舌の汚れや歯の汚れ(プラーク)、虫歯、歯周病などが口の中の原因として考えられます。
「舌苔」とは、舌の表面に溜まった細菌の塊のことで舌の溝が深いこともあり、なかなかこの細菌はとれません.
歯周病が原因の口臭
歯周病が進行するほど歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の隙間が深くなってきます。
この歯周ポケットは細菌が多く存在する場所となります。そして歯周ポケット内の細菌が増殖すると歯茎に炎症を起こし、出血や排膿を生じることでそれらが口臭の原因となります。
歯周病による歯茎の炎症がひどくなると、歯茎のなかの歯根膜が破壊されて膿が作られます。
この作られた膿が口臭、ニオイの原因となります。
一般的に言われているのが歯周病が進行するほど、口臭も強くなっていきます。もちろん個人差はありますが、歯周病がひどくなってくると、話している相手がすぐに気付くほどの口臭を発するようになります。
病的口臭の90%以上はお口の中にその原因があると言われています。
よってまずは口臭の原因が歯周病なのかむし歯なのか、お口の中を診査・診断して原因を突き止めることが大事となります。
虫歯が原因の口臭
歯がむし歯になると歯に穴が空きます。
この虫歯で空いた穴の中に食べカスやむし菌や他の細菌が溜まることで口臭の原因になります。
そして、むし歯が進行していくと歯の神経まで細菌が侵され、神経が死んで腐ってしまいます。この状態を放置していると歯の神経から細菌が多く入り、歯の根の先に膿が溜まる病気(根尖病巣)になり、さらに強烈なニオイを発するようになります。
また、過去のむし歯治療で入れた詰め物や被せ物が合っていないと隙間ができ、そこに汚れが溜まります。そこからむし歯が悪化して、さらに口臭の原因にもなることもあります。
口呼吸で口臭がひどくなる理由とは?
「毎日歯磨きをしているのに口臭が気になる。」
「朝起きた時に口がネバネバして臭いが気になる。」
このような症状がある方は、口呼吸が原因になっている可能性があります。
口臭の原因は虫歯や歯周病だけではありません。
実は、口が乾燥すること自体が口臭を強くする大きな原因となります。
唾液は天然の「口の洗浄液」
健康なお口では、唾液が24時間絶えず分泌されています。
唾液には、
- 食べかすを洗い流す「自浄作用」
- 細菌の増殖を抑える「抗菌作用」
- お口の中を中性に戻す「緩衝作用」
- 歯を修復する「再石灰化作用」
など、非常に重要な働きがあります。
つまり唾液は、お口の中を常に洗い流し、細菌が増えすぎないようにコントロールしている天然の洗浄液なのです。
しかし、口呼吸になると常に空気がお口の中を通過するため、水分が蒸発しやすくなります。
その結果、唾液の量が減少し、本来の働きが十分に発揮できなくなります。
細菌が増えることで口臭が発生する
口の中には700種類以上の細菌が存在するといわれています。
通常は唾液によって細菌数のバランスが保たれていますが、乾燥すると細菌が急激に増殖します。
特に舌の表面に付着する舌苔(ぜったい)や歯周ポケットの中では、酸素を嫌う「嫌気性菌」が増えやすくなります。
この細菌は、
- 食べ物のタンパク質
- 剥がれ落ちた粘膜
- 血液成分
などを分解し、
揮発性硫黄化合物(VSC:Volatile Sulfur Compounds)
というガスを発生させます。
このガスが、
- 硫化水素(卵が腐ったような臭い)
- メチルメルカプタン(生ゴミのような臭い)
- ジメチルサルファイド(腐敗臭)
といった、いわゆる「口臭」の正体です。
つまり、
口が乾燥する
↓
細菌が増える
↓
VSCが大量に発生する
↓
口臭が強くなる
という悪循環が起こります。
朝起きた時の口臭が強い人は口呼吸かもしれません
睡眠中はもともと唾液の分泌量が昼間の半分以下になります。
さらに口を開けて寝てしまうと、
- 口の中が極端に乾燥する
- 細菌が一晩で増殖する
- 舌苔が厚くなる
ため、朝起きた時の口臭が非常に強くなります。
また、
- 朝起きると口がカラカラ
- 唇が乾燥している
- 喉が痛い
- 水を飲みたくなる
という方は、睡眠中の口呼吸をしている可能性があります。
その口臭!慣れてしまって気づかないかも?のまとめ
口臭の原因の多くはお口の中に何かしらの疾患があることが多く、その多くは歯周病や虫歯となることが多くなります。
歯周病や虫歯の原因は食べかすからのプラークとなっています。
このプラークを毎日の歯磨きと歯医者さん、歯科医院でのクリーニング等で少しでも少なくすることができます。虫歯予防、歯周病予防にしっかりとしたケアが必要です。
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ホーチミンのありが歯科では歯石除去、クリーニングの際に患者様に正しい歯磨きの仕方を説明させていただき、少しでも歯周病や虫歯予防、口臭予防のお役に立てるようにさせていただいております。(2026/7/7追記)
よくある質問(FAQ)
Q. 口臭は自分で気づくことができますか?
口臭は、自分では気づきにくいことが多いとされています。
嗅覚は同じにおいに慣れてしまうため、自分の口臭を正確に判断するのは簡単ではありません。
「家族に指摘された」「マスクを外したときに気になる」などの場合が多く、一度お口の状態を確認することをおすすめします。
Q. 口臭の一番多い原因は何ですか?
口臭の原因はさまざまですが、歯科医院では歯周病や舌の汚れ(舌苔)、虫歯、歯石の付着など、お口の中が原因となっているケースを多く見かけます。
毎日歯磨きをしていても、歯周病などが進行していると口臭につながることがあります。
Q. 歯磨きをしているのに口臭が改善しません。なぜですか?
歯ブラシだけでは落としきれない歯石や歯周ポケットの汚れが原因となっている場合があります。
また、舌の汚れや口の乾燥、合わなくなった詰め物・被せ物などが関係していることもあります。
気になる場合は歯科医院で原因を確認することをおすすめします。
Q. 口臭は歯周病が原因になることがありますか?
はい。歯周病が進行すると、歯周ポケット内で細菌が増殖し、においの原因となるガスが発生することがあります。
歯ぐきから血が出る、口の中がネバつくなどの症状がある場合は、歯周病の検査を受けることをおすすめします。
Q. ホーチミンで口臭が気になるようになりました。生活環境も関係しますか?
ホーチミンでは、
- ベトナムコーヒーを飲む機会が増えた
- 水分不足になりやすい
- エアコンの効いた室内で過ごす時間が長い
- 外食が増えた
など、日本とは生活習慣が変わる方も少なくありません。
生活環境の変化によってお口の状態が変わることもあるため、定期的なチェックがおすすめです。
Q. 歯科医院では口臭をどのように調べますか?
まずはお口の中を確認し、
- 虫歯の有無
- 歯周病の状態
- 歯石やプラークの付着
- 舌の汚れ
- 詰め物・被せ物の状態
などを総合的に確認します。
必要に応じて、歯科以外の原因が疑われる場合には、内科など他科の受診をご案内することもあります。
Q. 口臭を予防するためには何をすればよいですか?
毎日の歯磨きに加えて、
- デンタルフロスや歯間ブラシを使う
- 舌を清潔に保つ
- 水分をしっかり摂る
- 定期的に歯科検診・クリーニングを受ける
ことが、口臭予防につながります。
お口の健康を維持することで、口臭だけでなく虫歯や歯周病の予防にも役立ちます。
Q. 口臭が気になる場合は、どのくらいの頻度で歯科検診を受けるとよいですか?
お口の状態によって異なりますが、一般的には3〜6か月ごとの定期検診がおすすめです。
定期的に歯石除去やお口のチェックを受けることで、口臭の原因となる歯周病や虫歯の早期発見・早期治療につながります。
執筆・監修歯科医 ありが歯科院長 有賀智哉
日本人歯科医師として、ホーチミン旧1区にて日本品質の歯科治療を提供。
一般歯科・小児矯正・インプラント・ホワイトニングまで幅広く対応しています。
日本語対応で安心してご相談いただけます。
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