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ホーチミンのスーパーやコンビニで売っている飴の中には、砂糖を含み、長時間なめ続けることで虫歯のリスクを高めやすい商品があります。

特に注意したいのは、砂糖入りの棒付きキャンディー、酸味の強い飴、キャラメル系の飴です。

ただし、虫歯のなりやすさは砂糖の量だけでは決まりません。口の中に入れている時間、食べる頻度、歯への付着性、歯磨きの習慣などによっても変わります。

今回は、ベトナム・ホーチミンで販売情報を確認できたキャンディー10種類を取り上げ、歯科医師の視点から虫歯への注意度を比較しました。

子どものお菓子選びに悩んでいる日本人の保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

※このランキングは、商品の成分情報や形状、一般的な歯科医学の知見を参考にした独自の比較です。各商品の虫歯発生率を実際に比較した臨床研究ではなく、製品のpHや糖質量を独自測定したものでもありません。

飴が虫歯になりやすいのはなぜ?

虫歯は、歯垢(プラーク)に存在する細菌が糖を利用して酸を作り、その酸によって歯の表面からミネラルが失われることで進行します。

飴の場合、特に問題になるのは、口の中に糖分が供給され続けることです。

チョコレートなどのお菓子と異なり、飴は1個を食べ終わるまでに時間がかかることがあります。

また、1個食べ終わった直後にもう1個食べる習慣があると、歯が糖にさらされる機会が増えてしまいます。

WHO(世界保健機関)も、虫歯の主要な食事性リスクとして遊離糖類の摂取を挙げています。

歯科医師が注目する4つのポイント

評価項目歯への影響
砂糖の有無虫歯原因菌が酸を作る材料になる
なめ続ける時間糖分にさらされる時間が長くなりやすい
酸味の強さ酸性の飴は酸蝕症にも注意が必要
歯への付着性歯に残りやすいお菓子は清掃しにくい場合がある

なお、虫歯と酸蝕症は異なる現象です。

虫歯は主に細菌が糖を利用して作る酸が関係します。一方、酸蝕症は飲食物などに含まれる酸が直接歯を溶かす現象です。

酸っぱいキャンディーでは、この両方に注意する必要があります。

酸蝕歯と虫歯の違い

ホーチミンで買える飴・虫歯注意度ランキング ワースト10

今回は、ホーチミンで購入できる商品の中から、特徴の異なる10種類を選びました。

順位は、砂糖の有無、酸味、口の中に残る時間、歯への付着性をもとにした目安です。

順位商品特に注意したい点
1位Warheads Super Sour Cores砂糖と強い酸味
2位Chupa Chups 棒付きキャンディー長時間なめやすい
3位Alpenliebe Original砂糖入りのハードキャンディー
4位Sugus フルーツキャンディー噛み応え・歯への付着
5位Dynamite マンゴー塩チリ味酸味のある風味と長時間の摂取
6位Kopiko Coffee Candy砂糖入りのコーヒーキャンディー
7位Mentos フルーツ味糖分と繰り返し食べる習慣
8位Playmore スイカ味長時間なめる習慣に注意
9位Ricola Original(砂糖入りタイプ)のど飴でも糖分に注意
10位Playmore シュガーフリー・サワーグレープ虫歯より酸蝕症に注意

※上位ほど注意したいという教育目的の目安であり、商品間のリスク差が科学的に確定しているわけではありません。特に3〜9位は食べ方や製品仕様によって順位が変わり得ます。

ベトナム・ホーチミンのお菓子と甘い飲み物を歯科医師が比較

第1位:Warheads Super Sour Cores(ウォーヘッズ)

注意ポイント:砂糖+強い酸味

Warheadsは、強烈な酸味を特徴とするキャンディーブランドです。

ベトナムのLOTTE Martでも、Super Sour Coresという商品が掲載されています。

この商品には、砂糖、グルコースシロップ、デキストロースのほか、酸味を調整する成分が使用されています。

歯科医師として注目したいのは、砂糖だけでなく酸味の強さです。

砂糖を含むことで虫歯リスクにつながる可能性があり、さらに酸性の成分によって歯のエナメル質への影響も考慮する必要があります。

ただし、実際の酸蝕性は製品のpHや酸の種類、口の中に入れている時間などによって異なります。

歯科医師のコメント

酸っぱい飴が好きな子どもは、続けて何個も食べる習慣に注意しましょう。食べた後は水を飲んだり、口をすすいだりすることをおすすめします。

第2位:Chupa Chups(チュッパチャプス)

注意ポイント:口の中に入れている時間が長くなりやすい

ホーチミンでも見かける棒付きキャンディーの代表格です。

チュッパチャプスのような棒付きキャンディーは、ゆっくりなめて食べることが多く、口の中に糖分が供給される時間が長くなりやすい点が特徴です。

テレビを見ながら、車で移動しながら、あるいは遊びながら長時間なめ続けると、糖分にさらされる時間が延びます。

歯科医師のコメント

虫歯予防の観点では、飴の大きさや甘さだけでなく、何分間口の中に入れているかも考えたいポイントです。

小さな子どもでは、棒付きキャンディーによる口腔内のけがや誤飲・窒息にも注意してください。

第3位:Alpenliebe Original(アルペンリーベ)

注意ポイント:砂糖入りのミルクキャラメル系キャンディー

Alpenliebeはベトナムでも広く流通しているキャンディーブランドです。

Originalはミルクとキャラメルの風味が特徴で、ホーチミンのスーパーでも販売情報が確認できます。

今回取り上げたOriginalはハードキャンディーであり、一般的なソフトキャラメルと同じ付着性があるとは限りません。

しかし、砂糖入りの飴を長時間なめ続ける場合は、虫歯への注意が必要です。

歯科医師のコメント

ミルク味だから歯に優しいというわけではありません。大切なのは糖分と食べる頻度です。

第4位:Sugus(スグス)

注意ポイント:ソフトキャンディーの付着性

Sugusはフルーツ味のソフトキャンディーです。

ハードキャンディーとは異なり、噛んで食べるタイプなので、長時間なめ続けるリスクは比較的小さい場合があります。

一方で、やわらかいキャンディーは、噛み方や製品の性質によって歯の溝や歯と歯の間に残ることがあります。

歯科医師のコメント

歯にくっつく感覚があるお菓子は、食べ終わった後に口の中を確認しましょう。特に奥歯の溝や歯と歯の間は清掃が難しい場所です。

第5位:Dynamite マンゴー塩チリ味

注意ポイント:酸味のある風味と食べ方

Dynamiteには、ベトナムらしいマンゴー塩チリ味など、さまざまな種類があります。

マンゴーの酸味と塩・チリの組み合わせは、ベトナムのお菓子らしい特徴です。

ただし、酸っぱい味がするからといって、必ずしも製品のpHが低いとは限りません。

今回、対象商品の実測pHは確認できていないため、酸蝕症リスクの強さを断定することはできません。

歯科医師のコメント

フルーツ系や酸味のある飴は、原材料表示も確認したいところです。味の印象だけで歯への影響を判断しないことが重要です。

第6位:Kopiko Coffee Candy(コピコ)

注意ポイント:砂糖入りキャンディーを繰り返しなめる習慣

Kopikoは、ベトナムでも販売されているコーヒー風味のキャンディーです。

コーヒー味ということで大人が食べることも多く、仕事中や移動中に口にする習慣がある方もいるでしょう。

砂糖入りタイプを何度も食べると、口の中で糖分にさらされる機会が増えます。

なお、コーヒー風味の飴と、コーヒー飲料による歯の着色は同じ条件ではありません。着色の程度は商品成分や摂取習慣によって異なります。

歯科医師のコメント

子どもだけでなく、大人の虫歯予防でも「仕事中に飴をなめ続ける習慣」は見直したいポイントです。

第7位:Mentos フルーツ味(メントス)

注意ポイント:繰り返し食べやすいこと

Mentosには、フルーツ味やミント味などさまざまな製品があります。

今回対象とするのは、砂糖入りのフルーツ系キャンディーです。

一粒ずつ食べられるため、気づかないうちに何粒も食べてしまうことがあります。

歯科医学的には、一度に食べる量だけでなく、何回に分けて食べるかも重要です。

歯科医師のコメント

飴を食べるなら、時間を決めて楽しむことをおすすめします。少しずつ長時間食べ続ける習慣は避けましょう。

第8位:Playmore スイカ味

注意ポイント:小粒の飴を何度も食べる習慣

Playmoreはベトナムでも販売されているキャンディーブランドです。

スイカ味などのフルーツ系商品があり、小さな容器に入ったタイプも販売されています。

持ち運びしやすいお菓子は便利ですが、机の上に置いて何度も食べる習慣には注意が必要です。

ただし、Playmoreにはシュガーフリー製品もあります。

ブランド名だけで虫歯リスクを判断せず、購入する商品の原材料表示を確認することが大切です。

第9位:Ricola Original(リコラ)

注意ポイント:のど飴でも砂糖入りなら虫歯に注意

Ricolaはハーブキャンディーのブランドです。

ベトナムでは砂糖入りの製品とシュガーフリー製品が販売されています。

のど飴は、のどの不快感があるときに何度もなめることがあります。

砂糖入りの製品を頻繁になめる場合は、通常のキャンディーと同様に虫歯予防への配慮が必要です。

歯科医師のコメント

「のど飴だから虫歯になりにくい」というわけではありません。長時間使用する場合は、糖類の表示を確認しましょう。

第10位:Playmore シュガーフリー・サワーグレープ

注意ポイント:砂糖がなくても酸蝕症には注意

この商品は、砂糖を使用しない酸味のあるキャンディーです。

販売ページの原材料表示には、糖アルコール系甘味料や酸味調整成分が記載されています。

砂糖入りキャンディーと比較すると、虫歯原因菌が利用できる糖類の摂取を抑えられる点はメリットです。

しかし、酸味のあるシュガーフリーキャンディーでは、虫歯とは別に酸蝕症への注意が必要です。

歯科医師のコメント

シュガーフリーは虫歯予防に役立つ選択肢ですが、「歯にまったく影響しない」という意味ではありません。特に酸っぱい製品を頻繁になめる習慣には注意しましょう。

※この商品を10位に置いたのは、虫歯リスクを主な評価軸としたためです。酸蝕症のリスクが低いことを意味する順位ではありません。

実は商品名より重要!虫歯になりやすい飴の食べ方

飴の種類だけでなく、食べ方によっても虫歯リスクは変わります。

特に注意したい食べ方

  • 勉強中やゲーム中に、何時間も飴をなめ続ける
  • 一粒食べ終わったら、すぐに次の飴を食べる
  • 就寝前や夜間に砂糖入りの飴をなめる
  • 酸っぱいキャンディーを何度も食べる
  • 飴を食べた後、歯磨きをしないまま寝る

この中でも、特に避けたいのは、砂糖入りの飴を長時間にわたって繰り返し食べることです。

たとえば、同じ数の飴を食べる場合でも、何時間もかけて少しずつ食べる習慣は、口の中が糖にさらされる機会を増やしてしまいます。

子どもに飴を食べさせるなら、どうすればいい?

子どもに飴を完全に禁止する必要があるわけではありません。

ただし、食べる時間と回数を決めることは大切です。

1.飴を食べる時間を決める

一日中だらだら食べるのではなく、おやつの時間を決めましょう。

2.砂糖入りかシュガーフリーかを確認する

パッケージに「Sugar Free」「Không đường」などの表示があるか確認します。

ただし、シュガーフリーでも酸性の製品には注意が必要です。

3.酸っぱい飴を食べた後は水で口をすすぐ

酸性のキャンディーを食べた後は、水を飲んだり、口をすすいだりするとよいでしょう。

強い酸にさらされた直後は、すぐに強くブラッシングせず、時間を置くことも重要です。

4.フッ素入り歯磨き粉を使う

虫歯予防には、フッ素入り歯磨き粉を使用した毎日の歯磨きが重要です。

年齢に適したフッ素濃度と使用量を守りましょう。

5.定期的に歯科検診を受ける

子どもの虫歯は、初期段階では痛みがないこともあります。

特に奥歯の溝や歯と歯の間は、保護者が見ても気づきにくい場所です。

ホーチミンで生活する日本人のご家庭でも、定期的な歯科検診をおすすめします。

お子様を虫歯にさせないためにホーチミンのありが歯科ではフッ素塗布を推奨しております。

ホーチミンで子どもの虫歯を予防するために

ベトナムのスーパーには、日本でもおなじみのキャンディーから、現地ならではの酸っぱい飴まで、さまざまなお菓子が並んでいます。

子どもにとって、お菓子を選ぶことは楽しみの一つです。

しかし、虫歯予防の観点では、パッケージのかわいさや味だけでなく、砂糖の有無、酸味、食べる時間にも目を向けることが大切です。

ありが歯科では、ホーチミンに住む日本人のお子さんの虫歯予防や歯科検診にも対応しています。

お子さんの歯に白い濁りがある、奥歯に黒い部分がある、甘いものを食べると歯がしみるなど、気になる症状があれば歯科医院で確認しましょう。

ベトナムの子ども用歯磨き粉、フッ素濃度は大丈夫?日本の最新基準と比較

よくある質問(FAQ)

Q1.飴とチョコレートでは、どちらが虫歯になりやすいですか?

どちらも砂糖を含む場合は虫歯のリスクがあります。ただし、飴は長時間なめ続けやすく、口の中に糖分が供給される時間が長くなりやすい点に注意が必要です。

Q2.酸っぱい飴は普通の飴より歯に悪いですか?

酸性の飴では、虫歯だけでなく酸蝕症にも注意が必要です。ただし、酸味の強さだけで実際の酸蝕性を正確に判断することはできません。

Q3.シュガーフリーの飴なら虫歯になりませんか?

糖類を含まない製品は、一般的に砂糖入りの飴より虫歯リスクを抑えられます。ただし、酸性の製品では酸蝕症の可能性があるため、食べ過ぎには注意しましょう。

Q4.子どもが毎日飴を食べても大丈夫ですか?

毎日食べる場合は、砂糖の摂取量と食べる頻度に注意が必要です。特に長時間なめ続ける習慣は避けましょう。

Q5.飴を食べた後はすぐに歯磨きをした方がいいですか?

通常の虫歯予防では、フッ素入り歯磨き粉による毎日の歯磨きが重要です。一方、強い酸味のあるキャンディーを食べた直後は、まず水ですすぎ、歯の表面が酸にさらされた状態で強く磨かないようにしましょう。

Q6.ホーチミンで子どもの虫歯検診は受けられますか?

ありが歯科では、日本語でお子さんの歯科検診や虫歯予防について相談できます。お子さんの歯の状態に応じて、必要なケアをご案内します。

まとめ|虫歯予防では「どの飴を食べるか」より「どう食べるか」が大切

今回、ホーチミンで販売されているキャンディー10種類を比較しました。

特に注意したいのは、砂糖入りのハードキャンディーを長時間なめ続ける習慣や、酸味の強い飴を繰り返し食べる習慣です。

ただし、今回の順位は、特定のブランドが実際に虫歯を多く発生させることを示したものではありません。

虫歯の予防には、糖分の摂取頻度を減らし、フッ素入り歯磨き粉を使い、定期的に歯科検診を受けることが重要です。

ホーチミンで暮らす日本人のご家庭でも、お菓子を楽しみながら、お子さんの歯を守る習慣を身につけていきましょう。

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執筆・監修:有賀智哉 DDS(歯科医師)
ありが歯科(Ariga Dental Clinic)
ベトナム・ホーチミン市

参考文献・資料

  1. World Health Organization. Sugars and dental caries. 2025.
  2. American Dental Association. Nutrition and Oral Health.
  3. American Dental Association. Dental Erosion.
  4. American Dental Association. Halloween Candy: Your Dental Health Survival Guide.
  5. LOTTE Mart Vietnam:キャンディーの商品情報・販売掲載ページ
  6. ベトナム国内小売店:Warheads、Ricola、Playmoreなどの商品情報

※商品の販売状況や原材料は、販売時期・種類・パッケージによって異なる場合があります。

執筆・監修歯科医 ありが歯科院長 有賀智哉

日本人歯科医師として、ホーチミン旧1区にて日本品質の歯科治療を提供。
一般歯科・小児矯正・インプラント・ホワイトニングまで幅広く対応しています。

日本語対応で安心してご相談いただけます。

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