「歯ぐきから血が出る」
「口臭が気になる」
「歯周病と言われたけれど、どうすれば治るの?」
「歯石を取れば歯周病は治る?」
このような疑問をお持ちの方は少なくありません。
歯周病は、むし歯のように「悪い部分を削って詰めれば終わり」という病気ではありません。歯周病の原因となるプラーク(歯垢)を減らし、歯ぐきの炎症をコントロールしながら、必要に応じて歯石除去やSRP、歯周外科治療などを組み合わせていくことが大切です。
また、「歯周病が治る」という言葉にも注意が必要です。
一度失われた歯槽骨がすべて元通りになるという意味ではなく、歯周病の炎症を抑え、病気の進行を停止・安定させ、歯をできるだけ長く維持できる状態を目指すことが歯周病治療の基本的な考え方です。
ホーチミンのありが歯科が、歯周病の治療について詳しく解説します。
歯周病は本当に治るの?
まず知っていただきたいのが、「歯周病が治る」とは具体的にどういう状態なのかということです。
初期の歯肉炎であれば、プラークを適切に取り除くことで歯ぐきの炎症が改善し、健康な状態に戻ることが期待できます。
一方、歯周炎まで進行して歯を支えている歯槽骨が失われている場合、通常の治療だけですべての骨が自然に元の状態へ戻るわけではありません。
そのため歯周病治療では、
- 歯ぐきの炎症を抑える
- 歯周ポケットを改善する
- プラークを付着しにくい状態にする
- 歯周病菌の量を減らす
- 歯を支えている組織をできるだけ維持する
- これ以上の歯槽骨の破壊を防ぐ
ことを目標にします。
つまり、歯周病治療は「一度治療したら終わり」ではなく、病気を安定させ、その状態を維持する治療と考えることが重要です。
歯周病治療で一番大切なのはプラークコントロール
歯周病治療というと、「歯石を取ること」をイメージされる方も多いでしょう。
もちろん歯石除去は重要です。
しかし、歯石を取ることだけが歯周病治療ではありません。
歯周病の直接的な原因として重要なのは、歯の表面や歯と歯ぐきの境目に付着するプラークです。
プラークには多くの細菌が存在しており、歯ぐきの炎症を引き起こします。
そのため、歯科医院で歯石をきれいに取っても、毎日の歯磨きでプラークが大量に残っていれば、再び歯ぐきの炎症が起こる可能性があります。
だからこそ、
歯科医院での専門的な処置+毎日のセルフケア
の両方が重要になります。
なぜ歯石を取る必要があるの?
では、プラークが重要なら「歯石を取らなくてもいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、それも違います。
プラークが時間とともに石灰化すると歯石になります。
歯石そのものが歯周病菌の塊というわけではありませんが、表面が粗いためプラークが付着しやすくなります。
特に歯ぐきの中にできた歯石は、自宅の歯磨きだけでは取り除くことができません。
そのため歯周病治療では、
プラークを減らすことと、プラークが付着しやすい歯石を除去すること
の両方が必要になります。
軽度の歯周病なら何をする?
歯周病が比較的初期であれば、基本となるのはプラークコントロールと歯石除去です。
まず歯周病の検査を行い、
- 歯周ポケットの深さ
- 歯ぐきからの出血
- 歯の動揺
- プラークの付着状態
- 歯槽骨の状態
- 歯石の付着状態
などを確認します。
そのうえで、患者さん自身の歯磨き方法を確認し、必要な部分を改善していきます。
歯石が付着している場合にはスケーリングなどによって除去します。
歯ぐきの炎症が軽度であれば、セルフケアを改善するだけでも歯ぐきの状態が大きく変化することがあります。
歯ぐきの中の歯石にはSRP
歯周病が進行すると、歯ぐきの上から見える部分だけではなく、歯周ポケットの内部にも歯石が付着することがあります。
このような場合に行われる代表的な処置がSRPです。
SRPとは、スケーリング・ルートプレーニングのことで、歯ぐきの中にある歯石や細菌性の汚染物質を専門的な器具で除去し、歯根表面を清潔に整えていく処置です。
歯周ポケットが深い場合には痛みを抑えるために局所麻酔を使用することもあります。
SRPによって、
- 歯周ポケット内の歯石を除去する
- 細菌量を減らす
- 歯ぐきの炎症を改善する
- 歯周組織が安定しやすい環境を作る
ことを目指します。
ただし、歯周ポケットが深く、歯石が複雑な形で残っている場合などは、SRPだけでは十分に対応できないケースもあります。
SRPでも改善しない場合は歯周外科治療
歯周病が進行すると、深い歯周ポケットが形成されます。
深いポケットの奥は器具が届きにくく、目で直接確認することも難しくなります。
そのような場合には、歯周外科治療が検討されることがあります。
代表的な方法の一つがフラップ手術です。
歯ぐきを一時的に開いて歯根や歯槽骨の状態を直接確認し、通常の器具だけでは除去しにくい歯石や炎症性組織などを処置します。
ただし、歯周外科治療が必要かどうかは、歯周ポケットの深さだけで決まるわけではありません。
歯槽骨の形、歯根の形態、炎症の状態、清掃状態、患者さん自身のプラークコントロールなどを総合的に判断する必要があります。

歯周病治療をしても再発するのはなぜ?
歯周病治療で非常に重要なのが「再発予防」です。
歯科医院で歯石を除去して歯ぐきの状態が改善しても、毎日の生活の中で再びプラークが蓄積すれば、炎症が再発する可能性があります。
特に、
- 歯磨きが十分にできていない
- 歯間部の清掃ができていない
- 喫煙している
- 糖尿病などの全身状態がある
- 歯ぎしり・食いしばりがある
- 歯並びや被せ物の形態によって清掃しにくい
- 定期的なメンテナンスを受けていない
といった要因がある場合には注意が必要です。
そのため歯周病治療では、症状が改善した後も定期的なメンテナンスを続けることが重要になります。
「歯ぐきから血が出るけど、強く磨けばいい」は間違い?
これはよくある誤解です。
歯ぐきから出血すると、
「血が出るから歯磨きを弱くしよう」
と考えてしまう方もいます。
しかし、歯ぐきから出血する原因がプラークによる炎症であれば、適切な方法で汚れを取り除くことが重要です。
ただし、強い力でゴシゴシ磨けばよいという意味ではありません。
大切なのは、
強く磨くことではなく、プラークが残っている場所を正しく清掃すること
です。
歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使用した方がよいケースもあります。
歯周病の治療期間はどれくらい?
歯周病の治療期間は、進行度によって大きく異なります。
軽度であれば、プラークコントロールと歯石除去によって比較的早く改善する場合があります。
一方、
- 深い歯周ポケットがある
- 歯槽骨の吸収が進んでいる
- 歯が動揺している
- 多量の歯石がある
- 喫煙習慣がある
- セルフケアが難しい
といった場合には、治療や経過観察に時間がかかることがあります。
また、歯周病は一度治療したら永久に安心という病気ではありません。
治療後の状態を維持するため、定期的なメンテナンスが必要になることがあります。
ホーチミンで歯周病が気になる方へ
海外生活では、日本にいるときより歯科医院へ行く機会が減ってしまうことがあります。
特に、
「痛くないから大丈夫」
「歯石取りだけしておけば大丈夫」
「出血しているけれど、そのうち治る」
と考えてしまうと、歯周病の発見が遅れることがあります。
歯周病は、痛みが少ないまま進行することもある病気です。
だからこそ、
症状が強くなる前に検査を受けること
が大切です。
ホーチミンのありが歯科では、歯周病の状態を確認したうえで、プラークコントロール、歯石除去、SRP、必要に応じた歯周外科治療など、状態に合わせた治療を検討します。
「歯ぐきから血が出る」
「口臭が気になる」
「歯が以前より長く見える」
「歯がグラグラする」
「他院で歯周病と言われた」
「歯周病の治療をしているが改善しているかわからない」
という方は、一度現在のお口の状態を確認してみることをおすすめします。
歯周病治療で最も大切なのは、歯石を取ることだけではありません。
原因となるプラークをコントロールし、歯周組織の炎症を抑え、その状態を長く維持すること。
これが歯周病治療の基本です。
ホーチミンで歯周病について不安がある方は、まず現在の歯ぐきと歯を支える組織の状態を確認することから始めましょう。
ホーチミンのありが歯科が考える歯周病の治療方法
歯周病の治療方法は一言で言えば歯周病菌を少しでも少なくしていくことです。
それには様々な方法がありますが、歯磨きが一番効果的です。その歯磨き、プラークコントロールができていれば歯周病は治ってきます。
その上でホーチミンのありが歯科では歯石の除去や歯周病の手術、そして歯の汚れ歯付きにくくなるようなお手伝いをさせていただくのが理想であり、歯周病の治療と考えております。
SRP 深い歯石には麻酔を使い歯ぐきの下の歯石を取り除きます。
さらに深い歯石には麻酔を使い歯ぐきの手術をします。
先ほどの記事「歯周病はどうすれば治る?治療方法・歯石取り・SRP・歯周外科まで歯科医師が解説」に合わせて、検索ユーザーが疑問に感じやすい内容で10個作ります。
歯周病治療のよくある質問10選
Q1. 歯周病は歯石を取るだけで治りますか?
歯石除去は歯周病治療の重要な処置ですが、歯石を取るだけでは十分ではありません。歯周病の原因となるプラークを毎日の歯磨きで減らすことが基本です。歯石除去とセルフケアを組み合わせ、歯ぐきの炎症をコントロールしていきます。
Q2. 歯周病は一度治療すれば再発しませんか?
歯周病は再発する可能性があります。治療によって炎症や病気の進行を抑えた後も、プラークが蓄積すると再び歯ぐきに炎症が起こることがあります。治療後も定期的なメンテナンスと毎日のセルフケアが重要です。
Q3. 歯ぐきから血が出る場合、歯周病ですか?
歯磨きで歯ぐきから出血する場合、歯肉炎や歯周病による炎症が疑われます。ただし、出血だけで歯周病の進行度を判断することはできません。歯周ポケットの深さや歯槽骨の状態などを検査する必要があります。
Q4. 歯周病は痛くなくても治療が必要ですか?
はい。歯周病は痛みが少ないまま進行することがあります。「痛くないから大丈夫」とは限りません。出血、口臭、歯ぐきの腫れ、歯ぐきが下がったなどの変化があれば、症状がなくても一度検査を受けることをおすすめします。
Q5. SRPとは何ですか?
SRPはスケーリング・ルートプレーニングのことで、歯ぐきの中にある歯石や歯根表面の汚染物質を専門的な器具で除去する処置です。歯周ポケットが深い場合には、痛みを抑えるために局所麻酔を使用することもあります。
Q6. SRPをすれば歯周病は治りますか?
SRPによって歯周ポケット内の歯石や細菌を減らすことはできますが、SRPだけですべての歯周病が治るわけではありません。歯周病の進行度や歯槽骨の状態、プラークコントロールの状態によって、その後の治療方針が変わります。
Q7. 歯周病が進行すると手術が必要になりますか?
すべての患者さんに手術が必要になるわけではありません。ただし、深い歯周ポケットが残っている場合や、器具が届きにくい場所に歯石や炎症組織が残っている場合には、歯周外科治療が検討されることがあります。
Q8. 歯周病で一度失った歯槽骨は元に戻りますか?
歯周病によって失われた歯槽骨が自然に完全に元へ戻るとは限りません。そのため歯周病治療では、現在残っている歯周組織をできるだけ維持し、これ以上の骨吸収を防ぐことが重要です。症例によっては再生療法が検討される場合もあります。
Q9. 歯磨きを頑張っているのに歯周病になるのはなぜですか?
歯磨きの「回数」だけでなく、「どこをどのように磨いているか」が重要です。歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間などはプラークが残りやすい場所です。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロスなどが必要になる場合もあります。
Q10. 歯周病の治療後はどのくらいの頻度で通院すればいいですか?
必要な頻度は歯周病の進行度やセルフケアの状態によって異なります。一般的には治療後も定期的なメンテナンスを行い、歯ぐきの状態やプラークの付着状況を確認します。大切なのは「症状が出たら行く」のではなく、安定した状態を維持することです。
執筆・監修歯科医 ありが歯科院長 有賀智哉
日本人歯科医師として、ホーチミン旧1区にて日本品質の歯科治療を提供。
一般歯科・小児矯正・インプラント・ホワイトニングまで幅広く対応しています。
日本語対応で安心してご相談いただけます。
関連記事
ホーチミンで歯科治療をご希望の方へ
→ ありが歯科へのお問い合わせ・予約はこちら 090-418-6480


