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「日本で根管治療を受けている途中なのに、ホーチミンへの赴任が決まった」

「仮歯のままベトナムへ渡航しても大丈夫?」

「日本の健康保険は使える?歯科治療費はいくらかかる?」

海外赴任が決まると、引っ越しや仕事の引き継ぎに追われ、歯科治療まで終わらせる時間がない方もいるでしょう。

結論からいうと、日本で治療途中の歯があっても、ホーチミンの歯科医院で診察を受け、治療を継続できる場合があります。

ただし、治療の種類や歯の状態によっては、同じ治療をそのまま引き継げないこともあります。

大切なのは、治療途中の歯を放置せず、日本で受けた治療内容を現地の歯科医師に伝えることです。

この記事では、日本からホーチミンへ赴任する方に向けて、治療の引き継ぎ、渡航前の準備、費用と保険、海外療養費、ありが歯科への予約方法とアクセスまで詳しく解説します。

日本で治療途中の歯は、ホーチミンでも治療を続けられる?

基本的には、現地の歯科医院で診察・検査を受けたうえで、必要な治療を続けることが可能です。

ただし、日本の歯科医院で立てた治療計画が、そのまま引き継がれるとは限りません。

例えば、次のようなケースがあります。

日本での治療状況ホーチミンでの対応
虫歯を削って仮詰めしている歯の状態を確認し、修復治療を検討
根管治療の途中根管内や根の周囲の状態を確認し、治療継続を検討
仮歯を入れている仮歯・土台・歯茎の状態を確認
被せ物の型取りが終わっている製作状況や歯の状態により対応が異なる
歯周病治療の途中歯周ポケットなどを再評価して治療計画を立てる
矯正治療の途中装置や治療システムによって引き継ぎの可否が異なる
インプラント治療の途中メーカー・部品・手術記録などの確認が必要

特に、根管治療やインプラント、矯正治療では、以前の治療内容がわかる資料が重要になります。

治療を継続できるかどうかは、実際に診察したうえで判断します。

赴任前に日本の歯科医院で確認したい5つのこと

ホーチミンへ渡航する前に、可能であれば日本の担当歯科医師に次のことを確認しておきましょう。

1. 現在、どこまで治療が進んでいるか

例えば根管治療なら、神経の除去、根管の清掃、根管充填のどこまで進んでいるのかによって、その後の対応が異なります。

2. 次に予定していた治療は何か

次回の治療内容や、完成までの予定回数を確認しておくと、現地での相談がスムーズになります。

3. レントゲン画像や治療情報を受け取れるか

可能であれば、次の資料を用意しましょう。

  • レントゲン画像やCT画像のデータ
  • 治療した歯の位置と診断名
  • これまでの処置内容
  • 使用した材料や装置の情報
  • 今後の治療計画

すべてそろっていなくても受診はできますが、資料があると治療経過を把握しやすくなります。

4. 仮詰めや仮歯はどのくらい維持できるか

仮詰めや仮歯は、永久的な修復物として使用することを想定していない場合があります。

渡航まで時間がある場合は、仮の状態をどの程度維持できるのか、担当医に確認しましょう。

5. 渡航前に優先して終わらせるべき治療は何か

すべての治療を終える時間がない場合でも、感染や痛みのリスクが高い部分を優先して処置できる場合があります。

赴任日を伝え、渡航までにできることを相談してください。

特に注意したいのは根管治療の途中で赴任する場合

根管治療は、歯の内部にある根管を清掃・消毒し、必要な処置を進める治療です。

治療途中で長期間放置すると、仮の封鎖が失われたり、根管内に再び細菌が侵入したりするおそれがあります。

ただし、治療間隔やリスクは、根管内の状態、使用した材料、仮封の状態などによって異なります。

「1か月空いたら必ず悪くなる」といった一律の判断はできません。

ホーチミンに到着したら、痛みがなくても、できるだけ早く歯科医院で状態を確認することをおすすめします。

特に、仮詰めが取れた、噛むと痛い、歯茎が腫れた場合は、受診を先延ばしにしないでください。

ホーチミンでの歯科治療費はいくらかかる?

海外赴任で特に不安なのが治療費ではないでしょうか。

日本の健康保険がそのまま使えると思っていたら、現地では全額支払いが必要だった、ということもあります。

ベトナムの歯科治療費は、歯科医院、治療内容、材料、歯の状態によって異なります。

ありが歯科では、治療前に内容と費用を説明しています。

以下は、ありが歯科の公式料金ページに掲載されている費用の一例です。

項目掲載料金
初診料800,000 VND
パノラマレントゲン1,500,000 VND
小さなレントゲン300,000 VND
コンポジットレジン修復3,000,000 VND〜
根管貼薬330,000 VND〜
根管充填2,200,000 VND〜
歯石取り・クリーニング1,500,000 VND

※公式料金表の掲載額です。実際の治療費は診察内容や必要な処置によって異なり、料金が変更される場合もあります。根管治療では複数の処置が必要になることがあるため、根管貼薬や根管充填の料金だけが治療総額ではありません。

詳しい料金はありが歯科の治療費一覧をご覧ください。

日本の健康保険はホーチミンで使える?

日本の健康保険に加入していても、ホーチミンの歯科医院で日本と同じ窓口負担割合を適用して治療を受けられるわけではありません。

通常は現地で治療費を支払い、条件を満たす場合に、加入先の日本の公的医療保険へ海外療養費として申請します。

ただし、海外赴任に伴って日本の健康保険の資格を喪失している場合などは、制度を利用できないことがあります。

赴任前に、ご自身がどの保険に加入しているか確認してください。

海外療養費とは?歯科治療も払い戻しの対象になる?

海外療養費とは、日本の公的医療保険に加入している方が、海外滞在中にやむを得ず医療機関で治療を受けた場合、一定の条件で医療費の一部が払い戻される制度です。

歯科治療も対象になる場合があります。

ただし、海外で支払った歯科治療費がすべて戻る制度ではありません。

対象になり得る治療

日本国内で保険診療として認められる歯科治療が基本となります。

例えば、虫歯治療、根管治療、歯周病治療、抜歯などは、診療内容や使用材料などの条件によって対象になり得ます。

一方、審美目的のセラミック治療、一般的なインプラント治療、ホワイトニングなど、日本で保険適用とならない治療は、原則として海外療養費の対象外です。

日本で治療途中だった歯は対象になる?

日本で治療を開始していたという理由だけで、自動的に対象外になるわけではありません。

重要なのは、海外で受けた処置が日本の保険診療の対象に相当するか、海外療養費の支給条件を満たすかどうかです。

ただし、最終的な支給可否は加入先の保険者が審査します。

いくら戻ってくる?

支給額は、海外で実際に支払った金額だけで決まるわけではありません。

原則として、日本国内で同じ傷病を保険診療で治療した場合の費用を基準に計算されます。

そのため、ホーチミンで高額な歯科治療を受けても、その金額の7割がそのまま戻るとは限りません。

実際の払い戻しが想像より少なくなることもあります。

申請に必要な書類は?

加入先によって異なりますが、一般的には次のような書類を確認します。

  • 海外療養費支給申請書
  • 診療内容明細書
  • 領収明細書・領収書
  • 必要書類の日本語訳
  • 渡航期間を確認できる資料
  • 保険者が求める同意書など

協会けんぽでは、所定の書類や渡航確認資料などが必要です。健康保険組合や国民健康保険では、提出先や書類が異なる場合があります。

申請期限は原則として、治療費を支払った日の翌日から2年間です。

ありが歯科では、海外療養費の申請に必要な歯科医院側の書類作成を無料でサポートしています。

ただし、書類作成と給付の可否は別であり、払い戻しを保証するものではありません。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

海外赴任保険や会社の保険で歯科治療費は補償される?

日本の公的医療保険以外に、海外赴任保険、企業の医療補償、民間の海外医療保険などを利用できる場合があります。

ただし、海外赴任保険に入っていれば、すべての歯科治療が補償されるわけではありません。

歯科治療が補償対象外だったり、急な歯痛に対する応急処置のみ対象だったり、補償上限額が設定されていたりすることがあります。

また、日本で治療を開始していた歯については、既往症や渡航前からの治療に関する免責条項が適用される可能性があります。

赴任前に、勤務先や保険会社へ次の点を確認しましょう。

確認すること理由
歯科治療が補償対象か一般医療と歯科で条件が異なる場合がある
治療途中の歯も対象か既往症・継続治療の扱いを確認するため
補償の上限額自己負担額を把握するため
キャッシュレス診療の可否現地での支払い方法が変わるため
診断書・領収書の形式後から申請できなくなることを防ぐため
会社独自の医療費補助民間保険で対象外でも会社負担がある場合がある

ありが歯科では、保険会社指定の書類や会社提出用の診断書などについても相談できます。

必要な用紙がある場合は、事前にご用意ください。

なお、会社の経費処理でベトナムのレッドインボイスが必要な場合は、受診時に発行の希望を伝えてください。

保険が使えない場合、どうすればよい?

保険の補償対象外でも、必ずしもすべての治療を一度に行う必要があるとは限りません。

例えば、まず痛みや感染への対応を優先し、その後の修復治療を段階的に計画できる場合があります。

ただし、治療を分けても安全かどうかは歯の状態によります。

費用を抑えたいからといって、必要な感染処置を長期間先延ばしにすることはおすすめできません。

ありが歯科では治療前に費用を説明していますので、予算や保険条件についてもご相談ください。

ありが歯科への予約方法|日本語で予約できます

海外の歯科医院を初めて予約するときは、言葉の問題が心配かもしれません。

ありが歯科では、日本語で電話やLINEから予約できます。

電話で予約する

日本語専用電話:090-418-6480

ベトナム国外からかける場合は、国番号を付けて「+84 90 418 6480」となります。

LINEで予約する

ありが歯科のお問い合わせ・予約ページからLINEの案内をご確認ください。

予約の際は、名前と希望日時に加え、日本で歯科治療の途中であることを伝えていただくとスムーズです。

例えば、次のような内容でお問い合わせください。

日本からホーチミンへ赴任しました。日本で右下の奥歯の根管治療を受けていましたが、途中で渡航することになりました。現在は仮詰めの状態です。治療の継続について相談したいので、診察の予約をお願いします。

痛みや腫れがある場合は、その症状もお伝えください。

予約前に準備しておくとよいもの

  • 日本での治療内容がわかる資料
  • レントゲン画像などのデータ(あれば)
  • 服用中の薬の情報
  • パスポート
  • 民間保険の証書や会社指定の申請書類(利用する場合)

資料が全部そろっていなくても、まずはご相談ください。

ありが歯科はホーチミンのどこにある?

ありが歯科(Ariga Dental Clinic)

旧住所:140 Ký Con, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh, Vietnam

新住所:140 ký con, bến thành, hồ chí minh

ホーチミン中心部の旧1区、Ký Con(キーコン)通りにあります。

ベンタイン市場から徒歩圏内で、レタントンエリアからもアクセスしやすい立地です。

タクシーやGrabを利用する場合は、住所「140 Ký Con」を目的地として指定してください。

道に迷った場合は、日本語専用電話へご連絡ください。

診療時間

曜日診療時間
月・火・水・金9:00〜12:00 / 14:00〜19:00
木14:00〜19:00
土9:00〜12:00 / 13:00〜17:00
日休診

※祝日や臨時休診などは、予約時にご確認ください。

詳しいアクセス・予約案内は初めてのありが歯科をご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 日本で根管治療中ですが、ホーチミンで続きを受けられますか?

歯の状態やこれまでの処置内容によっては可能です。ただし、診察や必要な検査を行ったうえで、治療計画を立て直す場合もあります。

Q2. 日本の歯科医院から紹介状をもらわないと受診できませんか?

紹介状がなくても相談できます。ただし、治療経過やレントゲン画像などの資料があると、引き継ぎがスムーズになる場合があります。

Q3. 仮歯のまま赴任しても大丈夫ですか?

仮歯の状態や使用期間によって異なります。外れたり破損したりすることもあるため、渡航前に担当医へ確認し、現地でも必要に応じて診察を受けましょう。

Q4. 日本の健康保険証を見せれば3割負担になりますか?

いいえ。ベトナムの歯科医院では、日本国内と同じ保険診療の窓口負担方式は利用できません。海外療養費の条件を満たす場合は、後日申請によって一部が払い戻されることがあります。

Q5. 海外療養費は治療費の7割が戻る制度ですか?

いいえ。日本国内の保険診療費を基準に計算されるため、現地で支払った金額の7割が戻るとは限りません。

Q6. 海外赴任保険で日本から続いている歯科治療は補償されますか?

契約内容によります。渡航前からの治療は対象外となる場合もあるため、保険会社に確認してください。

Q7. 治療費の見積もりを聞いてから決められますか?

ありが歯科では、治療前に内容と費用を説明しています。必要な処置や治療回数について確認したうえでご相談いただけます。

Q8. ありが歯科は日本語で予約できますか?

はい。日本語専用電話090-418-6480、または公式サイトから案内しているLINEで予約できます。

まとめ|日本で歯科治療が終わらなくても、赴任後に相談できます

日本で歯科治療を受けている途中にホーチミンへの赴任が決まると、不安になることも多いと思います。

しかし、治療内容がわかる資料を用意し、現地で歯の状態を確認すれば、必要な治療を継続できる場合があります。

費用についても、日本の海外療養費制度、民間の海外赴任保険、勤務先の医療費補助など、利用できる制度がないか確認することが大切です。

日本で治療が終わらなかったからといって、ホーチミンで歯の治療を諦める必要はありません。

ありが歯科では、日本人歯科医師による診察と日本語での予約・相談に対応しています。

治療途中の歯がある方も、まずは現在の状態を確認することから始めましょう。

ありが歯科 / Ariga Dental Clinic


執筆・監修:有賀智哉(歯科医師)
ありが歯科 / Ariga Dental Clinic
ホーチミン市旧1区

参考資料

  1. 全国健康保険協会「海外療養費」
    https://www.kyoukaikenpo.or.jp/benefit/overseas_medical_expenses/index.html
  2. 全国健康保険協会「海外療養費支給申請書」
    https://www.kyoukaikenpo.or.jp/application_form/benefit/003/
  3. ありが歯科「日本の健康保険・国民健康保険をお持ちの方へ」
    https://arigadc.com/insurance/insurancerefund/
  4. ありが歯科「ホーチミンで歯科・歯医者にかかるときのガイド」
    https://arigadc.com/insurance/insurancehcmc/