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ホーチミン滞在中に歯ぐきがよく腫れる、歯ぐきから血が出る、歯がぐらついてきたなど、これらの症状は歯周病の代表的な症状です。 歯周病はただ歯ぐきが腫れるだけではなく、様々な全身の病気も引き起こすといわれています。そして歯周病が怖いのは、痛みがほぼなく進行し、どんどんと歯茎の中の骨(歯槽骨)がなくなります。その結果、歯を支えている骨が少なくなり、歯がグラグラして歯を失うことにもなります。歯周病は年齢に関係なく、小・中・高校生の方でも罹患します。

日本人が歯を失う一番の原因は歯周病

日本人が歯を失う一番の原因は、虫歯ではなくて歯周病です。歯肉の炎症は痛みが無く、歯周ポケット内部で進行していくため、自覚症状がないまま歯周病が進行してしまうことが大きな要因と考えます。歯周病の患者さんは、歯ぐきが腫れて気づいたり、口臭に関して周りの人から指摘を受けたりして気づきます。ただその場合には、かなり歯周病の状態が悪くなってしまっている場合がほとんどです。また、最近では歯周病と糖尿病、心臓病、脳卒中などの全身疾患との密接な関係が分かってきています。他のあらゆる病気の原因となる、病気が歯周病といえます。

歯周病をそのまま放置すると

糖尿病

歯周病が進行すると、糖尿病を悪化させる可能性が高いということがわかってきています。しかし、逆に歯周病を改善させると、糖尿病も良くなることがわかってきています。

心臓病

歯周病菌が、口から入って心臓まで行き感染を起こすと、細菌性心内膜炎(感染性心内膜炎)を引き起こす可能性があります。

脳梗塞

脳の血管にプラーク(歯垢)が 詰まったり、心臓やほかの動脈から血流にのって、プラーク(歯垢)が飛んで来て、動脈硬化を引き起こしたりして、細くなった脳の血管が詰まり、引き起こします。

ホーチミンでも歯周病の専門的な治療をありが歯科では行っております。

これらの病気は歯周病予防、歯周病治療することによって進行を抑えることができます。日頃の歯磨きや歯科医院、歯医者さんで歯周病検査、歯科検診にて現在の歯周ポケットの深さやレントゲンから、歯周組織の状態を把握して今の歯肉炎、歯周炎の状態がどの程度進行しているのかを診断し、その方にあった歯磨き粉、歯ブラシ(歯周病用歯ブラシ)、歯間ブラシの使い方、歯の磨き方の指導をご説明いたします。
歯周病と関連する生活習慣病の改善方法ですが、歯科衛生士による定期的なメンテナンス(歯周治療)で歯石除去を行い、歯肉を良い状態に改善させることで大切な歯を長持ちさせていくことが出来ます。
歯周病は怖い病気ですが、軽度歯周炎で早期治療ができれば、ケアの頻度や治療法、進行段階によっては完治する可能性もあります。

ホーチミンのありが歯科では3か月に一度の定期検診と歯周病の専門的な治療をお勧めしております。