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虫歯や歯周病や外傷などでホーチミン滞在中に歯を失ってしまった場合、どうしたらよいのか悩まれることもあると思います。歯を失ってしまった場合の治療法としてブリッジや入れ歯そしてインプラントの治療法があるかと思いまいますがブリッジのメリット・デメリットをホーチミンのありが歯科が解説していきたいと思います。

ブリッジ?インプラント?入れ歯?

虫歯や歯周病、外傷などが原因で抜歯後の歯が無くなってしまった部分の治療は、主に以下の3種類の治療法があります。

  • ブリッジ
  • 部分入れ歯
  • インプラント

ブリッジ

ブリッジは、失くした歯の両隣の歯を削って支えにして、両端で力を負担して歯を補う治療法です。例えば1本の歯を欠損した場合、支台歯(支えにする両隣の歯)を削って、3本の連結した被せ物を装着します。

入れ歯

入れ歯は、クラスプと呼ばれる金具を残っている歯にひっかけることで維持力を得て、入れ歯を固定し、無くなった歯を補う治療法です。

インプラント

インプラントは、顎の骨にインプラントを入れるための小さな穴を開け、フィクスチャー(人工歯根)を埋入し、その上に上部構造(人工歯)を装着することで審美、機能を回復する治療です。

ブリッジのメリット、デメリット

ブリッジのメリット

ブリッジの大きなメリットとして、インプラントと比較すると治療期間が短い点が挙げられます。インプラント治療の場合、歯を失って治療開始から治療終了までは3〜6ヶ月は必要になります。しかしブリッジでの治療は治療開始から1〜2ヶ月程度の治療期間が目安となることが多いです。このため抜歯後の治療でお悩みの患者様にとっては治療期間という点では大きなメリットがあると言えます。また、費用も比較的抑えれて経済的な負担が少ないのもメリットです。

ブリッジは使用時の違和感が少なく、しっかりと噛むことができます。入れ歯は、舌が触れた際の違和感や、入れ歯が動くことでしっかり噛めないといった問題が起こることがあります。ブリッジは、ブリッジの両隣の支えの歯にセメントで合着して固定するのでしっかり噛むことができ、入れ歯と違い歯肉の部分がないため違和感を感じにくいというメリットがあります。

ブリッジのデメリット

ブリッジの最大のデメリットは、失った歯の両隣の歯を削る必要があるということです。ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削り、つないだ被せ物を装着することで、歯を失った部位を補う治療です。そのため土台となる両隣の歯が健康な歯であっても、削る必要があります。

また、自分の天然の歯と比較した場合には、ブリッジの歯がない部分にものが挟まりやすいなどの違和感があることがあります。

ブリッジは歯の力が支えている歯にかかるため、橋がたわむのと同じようにブリッジ自体がわずかながらたわむことが知られています。このたわみにより、直接歯に力が加わり、歯周病や歯の破折などにつながる可能性があります。また、ブリッジ自体がたわむことで、支台歯とブリッジの接着界面にわずかな隙間ができることで、2次カリエス(ブリッジの下で再度虫歯ができること)になる可能性も考えられます。